第36話「騎士の誇り!奪われたガンダムローズ」の感想・レビュー

機動武闘伝Gガンダム 第36話「騎士の誇り!奪われたガンダムローズ」

第36話「騎士の誇り!奪われたガンダムローズ」はドモン・カッシュとジョルジュ・ド・サンドの決闘のお話。

ジョルジュ・ド・サンドとドモン・カッシュ

ジョルジュ・ド・サンドは明日のドモン・カッシュとの対決の前にドモンを廃墟のような場所に呼び出していました。ドモンはデビルガンダムよりも自分との戦いを優先させる気持ちに変わりは無いかとジョルジュに聞くけど、ジョルジュの気持ちに変わりないみたい...。

ドモンの質問に答えたジョルジュ・ド・サンドは、突然、ドモン・カッシュに対して新技ローゼスハリケーンを放ちます。ドモンの周辺には薔薇の花と薔薇の花びらが風に乗って舞い、ドモンの左肩にはいつの間にか1本の薔薇が刺さっていました。ジョルジュは狙えばドモンの首も貫けたようでした。ジョルジュが言うには正々堂々戦うのがサンド家代々の誇りであり、それで今回、試合に先駆けて自分の必殺技をドモンに披露したみたい。ローゼスハリケーンの披露が終わるとジョルジュは薔薇の花を残し消えていました。

ネオフランス元首の決断

次の日。ジョルジュ・ド・サンドはネオフランス元首からドモン・カッシュとの試合を放棄するように言われていました。ゴッドガンダムを相手にすれば勝っても負けても機体に損害を受ける事になり、それでは最終バトルロイヤルで優勝する事が難しくなると言う理由からでした。ジョルジュは反対していたけど、ネオフランスの目標はあくまでも優勝であり、ここで1つ不戦敗してもバトルロイヤル進出に影響は無く、元首は優勝するためには引くべき時には引くべきだと言う考えみたい。ジョルジュは納得出来ずに悔しがっていました。

ネオフランス元首はジョルジュ・ド・サンドの強さの中に一抹の諸さを感じていて、今のジョルジュにドモンと戦わせる訳にはいかないと思っていたみたい。

ネオフランスの棄権

ゴッドガンダムとガンダムローズのガンダムファイトが行われる会場、クイーンズロードイーストリングにはゴッドガンダムだけしかなく、ガンダムローズの姿はありませんでした。

ジョルジュ・ド・サンドはドモン・カッシュとの戦いを諦めきれれずにネオフランスのドックでガンダムローズに乗ろうとしていたけど、3人~4人の兵士に妨害されたためガンダムローズに乗る事が出来ないでいたみたいです。ジョルジュが本気を出せば、多分、一般兵士くらいは瞬時に殺害出来るだけの能力はあるはずなのに...押さえつけられて身動きすら出来なくなっていたのはちょっと不思議だけど...。

ネオフランス元首は最後までネオジャパンとの戦いに反対していました。そして元首の命令に逆らえばジョルジュ・ド・サンドはファイターの任務から下ろされて、国家反逆罪で処罰される事になるみたいでした...。

ガンダムファイトの会場にはガンダムローズの試合放棄の連絡が入り、ネオジャパン代表ドモン・カッシュが不戦勝になっていました。

盗まれたガンダムローズ

夜。ドモン・カッシュとの戦いを奪われたジョルジュ・ド・サンドは失意の中、夜の街を無目的に歩いていました。そう言えば...チンピラ2人に絡まれる場面があって、一瞬で倒していたけど、その勢いでネオフランスの兵士も跳ね飛ばせば良かったのに...。

その後、ジョルジュ・ド・サンドはドック内でガンダムローズに話しかけていました。そしてジョルジュの耳にはガンダムローズの声が聞こえたらしく、ガンダムローズを動かしてドックから持ち去っていました。

ジョルジュ・ド・サンドがガンダムローズを持ち去った事で、マリアルイゼとレイモンドはドモン・カッシュ達の宿泊している船へと相談にやって来ます。そしてジョルジュを探す力添えをドモンに求めると、ドモンは探す必要はないと言い、船の外に出てジョルジュの名を呼びます。ドモンがジョルジュの名前を呼ぶと海の底からはローズガンダムが姿を現していました。ジョルジュはコックピットではなくローズガンダムの手に乗っていたけど...海の中ではどうしていたんだろう...。

ドモン・カッシュの前に姿を現したジョルジュ・ド・サンドはドモンに向かって手袋を投げつけます。そして決闘を申し込んでいました。今までは祖国ネオフランス、サンド家、マリア・ルイゼのため戦っていたジョルジュだけど、今度は自分のためだけに戦うつもりみたいです。ジョルジュは夜の明ける前、北の丘で待つとドモンに告げて去って行きました。

ゴッドガンダムとガンダムローズの決闘

明け方、北の丘で待つガンダムローズの下にゴッドガンダムがやって来ます。そしてレイン・ミカムラ、マリアルイゼ、レイモンドが見守る中、日の出を合図に2人は決闘を開始。お互いにサーベルを抜いて激突していました。

ガンダムローズとゴッドガンダムの対決の場にはネオフランス元首を乗せた車が三機の警備用っぽいモビルファイターを引き連れて向かっていました。でも、アレンビー・ビアズリーの乗るノーベルガンダムが道を封鎖していて、警備用っぽいモビルファイターはノーベルガンダムに倒されていました。

ノーベルガンダムに通行止めをされて車が使えなくなったネオフランス元首はジョルジュ・ド・サンドとドモン・カッシュが戦っている丘へと走って上ります。そしてジョルジュに戦いの中止を命令していました。しかし、ジョルジュは元首の命令を聞き入れず、処罰されても最後まで戦うと言い出します。そこで元首はジョルジュの対戦相手のドモンに手を引けと言うけど、ドモンも戦いを止める訳にはいかないとこれを撥ね付けていました。

ガンダムローズとゴッドガンダムの戦いは続き、互角と思われる状態の中、ジョルジュは決着を付けるべくガンダムローズの必殺技ローゼスハリケーンを繰り出します。ローゼスハリケーンを受けたゴッドガンダムは機体の周りを周回する無数のビットの攻撃を受けて手も足も出ない状態になっていました。その後、剣でビットを落とすけど...あまり効果がないみたいでした。

そこでゴッドガンダムは一旦動きを止め、ビームサーベルを巨大化させ、ゴッドスラッシュタイフーンを繰り出してローゼスハリケーンに対抗します。ゴッドガンダムはサーベルを構えたまま高速で回転し、その回転させたゴッドスラッシュのエネルギーで内側から全てのビットを弾き飛ばして、これを一掃。ローゼスハリケーンを破っていました。前日にアレンビー・ビアズリーと行っていた特訓の成果が出たようです。

ローゼスハリケーンを破られたガンダムローズはそれでもゴッドガンダムに攻撃を仕掛けて行きます。ゴッドガンダムのビームサーベルで機体の膝部と胸部をえぐられて倒れるけど、ジョルジュ・ド・サンドは諦めずに気迫を前面に出して立ち上がり、そしてハイパーモードを発動させていました。これこそネオフランス元首がジョルジュに望んでいた気迫のようです。

ジョルジュ・ド・サンドとドモン・カッシュは最後の勝負に出ます。ガンダムローズのシュバリエサーベルとゴッドガンダムの爆熱ゴッドフィンガーが激突。ガンダムローズは爆熱ゴッドフィンガーでシュバリエサーベルを掴まれて後方へと弾かれていました。

ドモン・カッシュは爆熱ゴッドフィンガーの前に一瞬金色になっただけで、後はゴッドガンダムも含めて通常の色...一方のジョルジュ・ドサンドは自身もガンダムローズも金色だったのに...負けていました...。(ドモン・カッシュとチボデー・クロケットとの最後の激突の時は両機体とも通常色で、両パイロットは金色。色は互角だったんだけど...。)

ジョルジュ・ド・サンドはドモン・カッシュの前に完敗。戦いに満足したジョルジュはどんな処罰でも受ける覚悟だったみたいだけど、ネオフランス元首はその必要は無いと言います。そして、ジョルジュの全てを捨てて心の底より戦いを求める姿にジョルジュの戦士としての本当の素質を見たようで、最初からジョルジュにそれが備わっていればネオジャパンとの試合を放棄させなかったと言っていました。ネオフランス元首はジョルジュをガンダムローズから降ろすつもりはなく、逆にジョルジュをフランスを代表するファイターであると認めていました。

ドモン・カッシュとの戦いが終わり、お咎めも無かったジョルジュ・ド・サンドはデビルガンダムと戦う覚悟を決めていました。

ゴッドスラッシュタイフーン

ゴッドスラッシュタイフーンはドモン・カッシュがアレンビー・ビアズリーとの特訓の中で編み出した必殺技で、ビームサーベルを構えて凄い速度で大回転する技です。

ドモン・カッシュ流のローゼスハリケーンを打ち破るための特訓はゴッドガンダムがノーベルガンダムのビームのリボンの回転攻撃を受ける事でローゼスハリケーンの回転エネルギーを打ち破るための糸口を探すものだったんだけど...これってローゼスハリケーンとビームのリボンの回転の違いは問題にならないのかな...。縦回転、横回転だとやっぱり色々と違って来ると思うんだけど...。でも、その特訓のお陰でゴッドスラッシュタイフーンを体得出来たみたいだから、縦横の違いはあんまり関係ないのかな。

ビット

レイン・ミカムラが言うにはビットは操縦者の精神に感応する武器らしいです。ファンネルに近いのかな?ニュータイプじゃなくても使えるファンネルだと思って良いのかな?

ローゼスハリケーン

ローゼスハリケーンはジョルジュ・ド・サンドがギアナ高地で編み出した必殺技で、相手の周囲で無数のビットを高速で周回させて攻撃を加える技です。

ジョルジュ・ド・サンドがドモン・カッシュにローゼスハリケーンを初めて披露した時にドモンは「たかがビット攻撃」と言ってたけど...ビット攻撃以前に姫には薔薇と薔薇の花びらが強風に乗って舞っているようにしか見えませんでした...。もしかするとジョルジュ・ド・サンドの使う薔薇の花もビット(精神に感応する武器)なのかな...。

ネオフランス元首

ネオフランス元首は進出を「しんしつ」と発音していました...。

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