第29話「試合放棄!？恋にドキドキ、サイ・サイシー」はサイ・サイシーがネオデンマーク代表のガンダムファイターの妹セシルの事を好きになるお話。

サイ・サイシー、瑞山、恵雲、ドモン・カッシュ、レイン・ミカムラはネオデンマークのマーメイドガンダムとネオスペインのマタドールガンダムとのガンダムファイトを見に来ていました。敵情視察と言ったところみたい。

試合はマーメイドガンダムが勝利を収めていたけど、ドモンの言う事ではマーメイドガンダムの機体は既にボロボロで、あと一試合が限界の状態みたい。そのマーメイドガンダムはサイ・サイシーの次の相手に決まっていました。

マーメドガンダム対マタドールガンダムの試合の後、サイ・サイシーは夜の繁華街を歩いていて。そこで3人のチンピラが屋台の主人に文句を付けている場面に遭遇します。チンピラの言い分では食べ物に虫(喋る虫)が入っていたみたい。でも、1人の女の子が出て来て、チンピラがポケットから虫を出すところを見たと証言...今度はその女の子がチンピラ達に絡まれていました。それを見たサイ・サイシーは女の子を助けるために割って入ってチンピラ達をやっつけます。サイ・サイシーにやっつけられたチンピラ達は捨て台詞を吐いて去っていました。サイ・サイシーはこの女の子の事が気になったみたい。その後、屋台の主人が持病の癪が出たため女の子とサイ・サイシーは2人で屋台の主人のお店を手伝っていました。

お店のお手伝いが終わった後、夜の港を女の子と一緒に歩いていたサイ・サイシーは女の子に名前を聞かれて...咄嗟に「チン・チクリン」と言う嘘の名前を女の子に教えていました。その後、別れ際にまた明日会う約束をします。サイ・サイシーはとっても喜んでいました。

それからのサイ・サイシーはすっかり浮かれてしまい、稽古もしなくなったみたいです。「女の子に現を抜かす」ってこう言う状態なのかな...。

女の子の名前は「セシル」って言うみたい。ネオデンマーク代表のガンダムファイターの妹だけど、サイ・サイシーはその事は知らず、セシルの方もサイ・サイシー(チン・チクリン)がガンダムファイターだって事には気が付かなかったみたい。でも、夜にサイ・サイシーとセシルがお手伝いしていたお店にセシルのお兄さんが尋ねて来た事で、サイ・サイシーはセシルのお兄さんがガンダムファイターである事を、セシルはサイ・サイシー(チン・チクリン)がガンダムファイターであり、お兄さんの次の対戦相手だと言う事を知っていました。

ネオチャイナのドラゴンガンダムとネオデンマークのマーメイドガンダムの試合当日...サイ・サイシーの姿は対戦会場にはありませんでした。このままだと試合放棄って言う事になるみたい...。

セシルはサイ・サイシーの事を探しに行きます。そして港でサイ・サイシーを発見...ガンダムファイトの対戦会場に行かないサイ・サイシーの事を引っ叩いていました。

サイ・サイシーは自分と戦えば既にボロボロの状態のマーメイドガンダムは壊れてしまうんじゃないか、そしてマーメイドガンダムが壊れてしまえばセシルは国に帰る事になって...もう会えなくなるんじゃないか...と言う事を心配していたみたいです。でも、セシルに正々堂々力いっぱい戦う事をお願いされ、サイ・サイシーはそれを了解していました。

そこにいつぞやの3人のチンピラが現れます。チンピラはプチモビを少し大きくしたみたいなマシンに乗っていて、サイ・サイシーとセシルに襲い掛かっていました。でも、ドモン・カッシュとレイン・ミカムラがコアランダーに乗って登場。その場を引き受けていました。

ドモン・カッシュが呼ぶとゴッドガンダムが水の中から登場。ドモンは3体のプチモビ相手にモビルファイターのゴッドガンダムを出していました...。ドモンだったら素手でも楽々勝てると思うけど...。3体のプチモビはゴッドガンダムに対してゴッドガンダムの周りを高速で回り始めます。ジェットストリームクラッシュと言う技を出すつもりみたい。でも、ゴッドガンダムが足を少し前に出すと...ゴッドガンダムの周りを回っていたプチモビは3体とも転倒して...そのまま勢いで海へと落ちて沈んでいました。足を引っ掛けられただけ負けちゃうなんて...。

一方、ドモン・カッシュにチンピラを任せたサイ・サイシーは試合開始時間ギリギリで会場に駆けつけます。そして無事にガンダムファイトが開始されていました。

試合開始早々、マーメイドガンダムが三叉の矛でリングを突くと、開いた穴から水柱が上がり、サイ・サイシーのドラゴンガンダムはリングの下、海中へと引き込まれます。ドラゴンガンダムを海の中に引き込んだマーメイドガンダムは魚型に変形。マーメイドガンダムは水中での戦闘が得意なモビルファイターで、ドラゴンガンダムを海中に引き込んだのは自分が有利な状況に持ち込むための作戦だったみたい。水中での戦闘能力の差なのかドラゴンガンダムはマーメイドガンダム相手に成す術無しの状態でした。

海中での性能差を生かして試合を有利に進めていたマーメイドガンダムはドラゴンガンダムにトドメを刺しに行きます。ドラゴンガンダムが海底を叩いて砂煙が舞い上がったため一時的にドラゴンガンダムの姿を見失うけど、マーメイドガンダムは視界が悪い中で海底にドラゴンガンダムの腕部を発見...今度こそトドメを刺そうとその腕を攻撃します。でも、そこにはドラゴンガンダムの本体はありませんでした。ドラゴンガンダムは切断した腕部だけを海底に残してあって、本体は砂煙の中に隠れていたみたい...。

サイ・サイシーの張った罠に引っかかってマーメイドガンダムに隙が生まれたところに煙の中に隠れていたドラゴンガンダムが姿を現します。そしてマーメイドガンダムを攻撃。マーメイドガンダムを棒で突き刺し、見事に逆転勝利を飾っていました。

セシルとお兄さんはマーメイドガンダムが無くなたため帰国。空港でセシル達を見送ったサイ・サイシーは夕日にセシルの姿を重ね、優勝を誓っていました。

ネオデンマークのガンダムファイターの妹。両親は既に死んでいて、お兄さんと2人だけみたいです。サイ・サイシーと出会い、お友達になっていました。

サイ・サイシーとお兄さんの試合の後は、マーメイドガンダムが無くなったため、お兄さんと一緒にネオデンマークへと帰国。空港での別れ際ではサイ・サイシーのほっぺにチューをしていました。サイ・サイシーの事が好きなのかな？また再開する事があるかも。

セシルはサイ・サイシーの名前がチン・チクリンじゃない事を知った後もサイ・サイシーの事を「チクリン」って呼んでいる場面がありました。でも、最後にはちゃんと「サイ・サイシー」って呼んでました。

ネオデンマークのガンダムファイター。セシルのお兄さんです。話中には名前は出て来なかったんだけど、エンディングから推測して「ハンス(エンディングにあった名前)」なんじゃないかって思います。「ハンス」はセシルの1つ上に名前があって、話中でもセシルのお兄さん以外に該当する人が見当たらないから。

ネオデンマークのモビルファイター。お魚のキグルミを着たみたいな格好をしています。可変型モビルファイターで、お魚型に変形。水中での戦いを得意としているみたいでした。三叉の矛とビームの網が主な武器です。

マーメイドガンダムはボロボロの状態で、サイ・サイシーのドラゴンガンダムと戦ったのが最後の戦いになっていました。

チンピラ3人組みはエンディングを見ると名前がチンピラA、チンピラB、チンピラCになっていました...。

サイ・サイシーはセシルがチンピラ達に絡まれているところに助けに入った時に自分の事を「通りすがりの正義の美少年」って言ってました。姫としては発言内容と事実との間にある差よりも、そう言った事を恥ずかしげも無く言い切れるサイ・サイシーの心の強さに感心しました...。

ドモン・カッシュは今回は脇役でした...。

プチモビを少し大きくしたようなマシンに乗ったチンピラA、チンピラB、チンピラCがドモン・カッシュのゴッドガンダムに仕掛けた技です。

途中でゴッドガンダムに阻止されてしまったため、ジェットストリームクラッシュがどんな技なのかは不明なままです。3体のプチモビがゴッドガンダムの周囲を高速で周り、その後に何かをするみたいなんだけど...。

ジェットストリームクラッシュは「機動戦士ガンダム」でマッシュ、オルテガ、ガイアの乗る3体ドムがアムロ・レイのガンダムに使っていたジェットストリームアタックに名前が似ているけど、何か関係あるのかな？それとも3体で連携して高速攻撃をかける時は頭に「ジェットストリーム...」を付けるのがお決まりなのかな？

マーメイドガンダムに敗れていました...マタドールガンダムは負けてばっかりの印象です。

マタドールガンダムの決め技はレッドフラッグカモンって言うみたい。左下腕部ビームのマントをヒラヒラさせているだけのように見えるけど...、でも、それを見たレイン・ミカムラは何度見ても凄いって言ってました。姫にはどこが凄いのか全然分かりません...。

ストーカーのオープニングナレーションの中でガンダムファイトの場面が映っていました。映っていたのはネーデルガンダム対マタドールガンダム、ゼウスガンダム対バイキングガンダム、コブラガンダム対ガンダムゼブラ。試合の結果には触れてなかったけど、映っていた絵では、ネーデルガンダム対マタドールガンダムはネーデルガンダムが、ゼウスガンダム対バイキングガンダムはゼウスガンダムが、コブラガンダム対ガンダムゼブラはコブラガンダムが優勢のようでした。

今回も何語か良く分からない謎の曲が流れる場面がありました。せめて理解出来る言葉の曲を流して欲しいです...。