第13話「駆け抜ける嵐」の感想・レビュー
機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY 第13話「駆け抜ける嵐」
第13話「駆け抜ける嵐」はデラーズ・フリートの星の屑作戦による地球へのコロニー落しからデラーズ紛争の終結までのお話。「機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY」最終話です。
シーマ・ガラハウとシーマ艦隊
連邦に寝返ったシーマ艦隊はソーラシステムIIの守りについていました。そしてソーラシステムIIに攻撃を仕掛けてくるデラーズ・フリートの部隊を連邦軍と一緒になって迎え撃っていました...。
シーマはエギーユ・デラーズの乗っていたグワジン級から赤いモビルスーツに乗って発進。リリー・マルレーンのところに戻るけど...コウウ・ラキのガンダム三号機にリリー・マルレーンを沈められていました。
そのあとシーマはコウ・ウラキのガンダム三号機と交戦するけど...ガンダム三号機の大型のビーム砲を搭乗モビルスーツの機体腹部に突き立てられて...そのまま撃ち抜かれ...亡くなっていました...。
アナベル・ガトー
アナベル・ガトーのノイエ・ジールはコロニーを狙うソーラシステムIIを阻止するためにソーラシステムIIへと向います。そしてソーラシステムIIの防衛艦隊の迎撃を突破してソーラシステムIIに近づいたアナベル・ガトーはソーラシステムIIのコントロール艦を攻撃。でもソーラシステムIIはバスク・オムの指示で照射されて...コロニーはソーラシステムの光に焼かれていました...。
ノイエ・ジールの攻撃を受けたコントロール艦はソーラシステムの光が放たれたあと爆発。ソーラシステムの光は止まり、そしてソーラシステム照射による煙の中からは焼き尽きなかったコロニーが姿を現します。そしてコロニーはそのままソーラシステムを突き破って地球への落下を続けていました...。
アナベル・ガトーは地球へと落下を続けるコロニーの内部に入り、最後の軌道修正を行っていました。そこにアルビオンからコアファイターに乗ってやってきたニナ・パープルトンが登場。ニナはガトーにやめるようにお願いするけど...ガトーはそれを聞き入れませんでした。そしてガトーは最後のレバーを引こうとすします。でも...コロニー内にはいつの間にかコウ・ウラキもやってきていて...ガトーはそのコウ・ウラキにレバーを引いているところを撃たれていました...。アナベル・ガトーは右脇腹を負傷...。でも、根性でなんとかレバーは最後まで引ききっていました...。
ガトーはコウ・ウラキに止めを指されそうになるけど...そこをニナ・パープルトンに助けられます。そしてニナの肩を借りてコントロールルームをあとにします。それからガトーは途中の通路でニナから事情を聞いたあと、ニナのお腹を叩いて眠らせて...コロニーを脱出。ニナをコアファイターのコックピットに乗せて、そのコアファイターをアクシズ先遣艦隊へと向かうドムに渡していました。そしてガトーはコロニーの外でコウ・ウラキを待ち、出てきたコウ・ウラキのガンダム三号機との一騎打ちを始めます。
でも一騎打ちはソーラシステムIIの二度目の照射で水を差されます...。ガンダム三号機に乗っていたコウ・ウラキはソーラシステムの攻撃を受けて気を失っていたみたいだけど...ガトーはそのコウ・ウラキのガンダム三号機を撃墜する事なくその場を離脱。ソーラシステムを受けて傷ついたノイエ・ジールでデラーズ・フリートの残存部隊と合流します。
ガトーたちデラーズ・フリートの残存部隊に対して連邦の艦隊が降伏を呼びかけてきたけど...残存部隊はそれを受け入れず、一人でもアクシズ先遣艦隊に辿り着くために連邦艦隊の突破を試みます。でも連邦艦隊の艦砲射撃とモビルスーツ部隊の抵抗を受けて...次々に撃墜されていました。ガトーもボロボロのノイエ・ジール(Iフィールドも壊れていたみたい)で突破を目指すけど...最後はサラミス級に特攻を仕掛け、ノイエ・ジールはサラミス一隻を道連れに爆発...ガトーは亡くなっていました...。
コウ・ウラキ
コウ・ウラキ中尉はガンダム三号機でリリー・マルレーンに攻撃を仕掛け、一撃で沈めていました...。そのあとはシーマのシーマ・ガラハウと交戦。ガンダム三号機の大型砲でシーマの乗っていたピンク色のモビルスーツを串刺しにして撃ち抜きます。連邦軍とシーマ艦隊は共闘関係にあって...アルビオン隊はソーラシステムIIの守備に回るように言われていたのに...コウ・ウラキは納得できなかったみたい...独断で命令を無視していました...。
シーマ・ガラハウを倒したコウ・ウラキはソーラシステムIIを突破して落下し続けるコロニーに入ります。そしてそこでコロニーの軌道の最終調整を行っていたガトーを銃で撃ちます。でも...そこにはニナ・パープルトンもいて...ニナは撃たれたガトーを心配してガトーに駆け寄ります...。コウ・ウラキは撃たれて倒れているガトーにトドメを刺そうとするけど...ニナに止められていました。そしてそれでもガトーを撃とうとしたコウ・ウラキはニナに銃を向けられていました...。コウ・ウラキは目の前の現実が信じられないみたいな感じでした...。ニナはガトーを連れてコウ・ウラキの横を通り過ぎ...そのままコントロールルームをあとにしてコウ・ウラキの前から姿を消していました...。コウ・ウラキはニナに戻るように呼びかけていたけど...ニナはコウ・ウラキに答える舌を持ってなかったみたい...。コウ・ウラキはその場に一人取り残され...叫んでいました...。
コウ・ウラキはガンダム三号機に乗ってコロニーを脱出...でもその脱出前にニナの写真を見ていました...未練があるのかな...。コウ・ウラキがコロニーを脱出したところにコウ・ウラキの事を待っていたアナベル・ガトーのノイエ・ジールが現れます。コウ・ウラキのガンダム三号機とアナベル・ガトーのノイエ・ジールはビームサーベルで一騎打ち...。姫としてはガンダム三号機はIフィールド壊れてるんだから...ノイエ・ジールはビーム兵器で戦った方がいいと思うんだけど...。と思っていたら、ビームサーベル戦のあとはノイエ・ジールがガンダム三号機に対してビーム攻撃。ガンダム三号機は巨大な右腕パーツを破壊されていました...。さらにガンダム三号機は残った巨大な左腕パーツをノイエ・ジールのケーブルで伸ばした下腕部に掴まれます...。そのケーブルは切れるけど...そのあとノイエ・ジールは見た事のない謎の腕を四本出してガンダムに襲い掛かり...ガンダム三号機はノイエ・ジールに謎の四本手で背中から抱きつかれていました...。でも...そこにソーラシステムIIの第二射が放たれて...ガンダム三号機とノイエ・ジールはソーラシステムIIから放たれた光に包まれいました...。
ソーラシステムIIはコントロール艦を失っていて25パーセント以下の出力しか無かったみたい。ガンダム三号機はボロボロになるだけで済んでいました。でもガンダム三号機のコックピットにいたコウ・ウラキは気を失っていていました...。
コウ・ウラキが目を覚ました時、アナベル・ガトーのノイエ・ジールの姿はありませんでした...。ガトーはトドメを指さないで見逃してくれたみたい...。コウ・ウラキはボロボロになった巨大なパーツからガンダム三号機を分離...巨大パーツの中にあったガンダム三号機の方はほとんど無傷でした...。コウ・ウラキの目の前にはサラミス級が現れるけど...コウ・ウラキは叫びながらビームライフルを撃っていました...。ニナを失って...ガトーとの決着もつかず...やり場の無い怒りや情けなさがあったのかな...姫にはよく分からないけど...。
ニナ・パープルトン
ニナ・パープルトンは落下しているコロニーに向ってコアファイターで発進。コロニーのコントロールルームでコロニーの軌道の最終調整を行っているガトーと再開。やめるようにお願いしていました。そしてガトーに向かって「なぜまた私の前に現れたの」って言ってました...姫としてはそんな事はガトーの知ったところではないと思うけど...。
ニナは自分の言葉を聞き入れずレバーを引こうとするガトーに対してガトーの置いてあった銃を手に取り、その銃口をガトーに向けます...。ニナは引き金を引かなかったけど...でも...そこに現れたコウ・ウラキがガトーを撃ち...ガトーは右脇腹に弾を受け二ナの目の前で倒れていました...。
ニナは撃たれたガトーを心配してガトーに駆け寄ります...目の前にはコウ・ウラキがいるのに...。そしてガトーにトドメを刺そうとするコウ・ウラキを止め...さらにはガトーに銃を向けるコウ・ウラキに対して銃口を向けます...。そしてガトーを連れ、コウ・ウラキをその場に残して...コントロールルームを去りました...。コントロールルームを出たニナはガトーに事情を説明します。ガトーはニナに自分の事は放っておいて欲しかったって言うけど...ニナは「わたしにはこうする他になかった...」って言ってました...それがニナの言い分みたい...。姫には「ガトーに死んで欲しくなかった」って言うように聞こえました...。
ニナはガトーにお腹を叩かれて気失います...。そしてニナはガトーの手でコアファイターのコックピットに乗せられて、アクシズの先遣艦隊に合流するドムに渡されていました...。
気がついたニナはアクシズ先遣艦隊に保護されていました。そしてそこでガトーの帰りを待つけど...アクシズ先遣艦隊は連邦艦隊に退去を迫られ...デラーズ・フリート残存部隊の回収を諦めて反転...。ニナはガトーが戻らない事を悲しんでいました...。グワンバン級からは小型宇宙艇が発進してたけど...それにはニナが乗っていたんだと思います...。地球圏に留まる事を選んだみたい...。
アクシズ先遣艦隊
アクシズ先遣艦隊が生き残ったデラーズ・フリートのメンバーを回収していました。でも最後は期限切れで退去を迫られて...残存部隊の回収を途中で諦めて地球圏をあとにしてました...。
コロニー落とし
ソーラシステムIIを突破して地球へと落下して行ったコロニーは...ジャブロー上空を通り過ぎて北米大陸の穀倉地帯に落ちていました。宇宙世紀0083年11月13日00:34の事でした...。
デラーズ紛争終結
戦いが終わりコウ・ウラキは裁判を受け...懲役一年が科せられていました...。
コロニー落下から三日後、バスク演説が行われ、宇宙世紀0083年12月04日、ティターンズが結成されていました。アルビオン隊はティターンズになったみたいで黒の制服を着ていました。
アナハイムエレクトロニクスのオサリバン常務は自殺していたみたいでした...でも本当に自殺なのかな?隠蔽工作の可能性もあるように思えるけど...。それは考えすぎかな...。
宇宙世紀0084年03月10日、コーウェン将軍管理下にあったガンダム開発計画は抹殺され、RX-78GUNDAM(GP01/Fb、GP02A、GP03)が登録抹消になってました。この事によってコウ・ウラキ少尉への罪状消滅したみたいです。
その後のコウウラキとニナ
コウ・ウラキは北米オークリー基地にやってきていました。そこで砂色のゲルググタイプに乗ったキースと再会...。そしてコウ・ウラキの前に止まったバシット・モーラの運転する車にはニナ・パープルトンの姿が...。コウ・ウラキは二ナの姿に驚くけど...ニナはコウ・ウラキを見て嬉しそうな顔と悲しそうな顔を見せて...最後は優しく笑ってました...。
オープニング曲
そう言えば...オープニングがありませんでした。第一話以来の事です。