第五十話「宇宙を駆ける」はグリプスII宙域での三つ巴の戦闘の中でエゥーゴがコロニーレーザーを使ってティターンズ艦隊に大打撃を与えるお話。この戦闘の中でシロッコがカミーユに討たれ、カミーユはシロッコを討つのと引き換えに精神崩壊を起こしていました...。

カミーユが負傷したエマさんをアレキサンドリアっぽい船の中に一時避難させるけど...エマさんはそのままお亡くなりに...帰らぬ人となっていました...。前話でカミーユのZガンダムに拾われた時はなんとか助かったと思っていたのに...残念です。

ヘンケン艦長以下ラーディッシュクルーが自分たちの命をかけてまで助けようとしたエマさんだったけど...、姫もエマさんには生きていて欲しかったです...。

エマさんの説ではZガンダムは人の意思を吸い込んで力にできるみたいです。そんなロボットってあるのかな...？

シロッコのジ・オはレーザー砲を破壊するためにグリプスIIの内部に入っていきました。そしてレーザー砲を防衛するためにシャアの百式がそれを追い、百式を追ってハマーンのキュベレイが相次いでグリプスII内部に入って、三機による戦闘になりました。シャアの百式はただでさえ古いのに...ジ・オとキュベレイの二機が相手でかなり辛そうでした...。

シャアは脚部を損傷した百式を降りてグリプスII内部の劇場に逃げ込みます。それを追ってハマーンとなぜかシロッコもモビルスーツを降りて劇場へやってきていました...。劇場で舞台にいるシャアに突然スポットライトが当てられて「誰がつけたの？」って思ったけど...ハマーンの台詞からするとシロッコっぽかったです...。でも姫としてはシロッコはシャアに構ってそんな事をしているヒマがあったら、早く戻ってジ・オでレーザー砲の破壊に努めていた方がいいと思う...。

シャアはニュータイプの覚醒を待つって主張していました。そしてそこにカミーユが駆けてつけてシャアについて行く事を宣言していました。そのあと劇場にファもやってきてシャアとカミーユとファは劇場から出てモビルスーツに乗ってコロニーレーザーが発射されそうなグリプスIIから脱出していました...。姫としては何のためにみんなでグリプスIIに入ったのか...よく分かりませんでした...。

グリプスIIのコロニーレーザーはシャアたちが脱出したあとに発射され、ガディ・キンゼイ艦長のアレキサンドリア以下のティターンズ艦隊を焼き払っていました。そあとシャアはハマーンとの戦闘、カミーユはシロッコとの戦闘に...。

エゥーゴはグリプスIIを使ってティターンズ艦隊を焼き払い、ティターンズに大打撃を与えていました。

グリプスIIのコロニーレーザーを回避できずに多くの艦を失っていました。シロッコの言葉からこれによってティターンズの勝ちはなくなったみたいです。

アクシズは状況を見極めて主要な艦を撤退させていました...。

グリプスIIからコロニーレーザが放たれたあと、シャアの百式はハマーンのキュベレイとの戦いに。でも機体の性能差が大きくて...キュベレイには太刀打ちできないでいました...。最後は戦闘中に入ったサラミスの中で爆発に巻き込まれていました。一緒にいたハマーンのキュベレイは脱出していたけど...シャアはそのあとどうなったか分かりません...。はっきりと死んだシーンが描かれている訳じゃなかったし、最後の場面で出ていた宇宙を漂う百式を見ると機体そのものの爆発は無かったみたいだから...もしかしたら生きているかも...姫の願望込みだけど...。

ジ・オやキュベレイに比べたら旧式の普通のモビルスーツって感じで、両者との戦闘ではかなり辛そうな感じでした...。最後は四肢が破損して胴体と頭部だけになった百式が宇宙を漂っていました...。

サラミスの爆発に巻き込まれるシャアをハマーンは少し悲しそうに見ていました。その時のハマーンの台詞...「シャア...わたしと来てくれれば...」がとっても印象的でした。やっぱりシャアの事が好きだったのかな...ハマーン...。

キュベレイはやっぱり2つ目の時と1つ目の時があるみたいです...。

シロッコに対して怒りを剥き出しにして戦うカミーユの前に...エマ・シーン、ライラ・ミラ・ライラ、カツ・コバヤシ、レコア・ロンド、ロザミア・バダム、フォウ・ムラサメのお化けが現れてカミーユの味方になっていました。サラのお化けがシロッコの事を守ろうとするけど...それはカツお化けが説得に入って無事に解決して...カツは初めて役に立ったと思う...。でも...何でライラお化けがカミーユの元にきたんだろう...？あとレコア・ロンドがカミーユ側のお化けになってるのもちょっと変な感じがする...シロッコ寄りだと思ってたのに...。

それからZガンダムは宇宙空間から魂みたいなものを集めているような感じになって...多分それでパワーアップ...。最後はウェイブライダー状態でシロッコのジ・オに特攻をかけてシロッコを倒していました。でも死に際のシロッコに呪いみたいな事をされて...カミーユは精神に障害を負ったような状態になっていました...。

カミーユはシロッコとの戦いの中でシロッコの事を指して「分かるハズだ、こう言うヤツは生かしておいちゃいけないって」って言ってました。そして前のハマーンとの戦いの中ではハマーンに対して「ハマーン・カーン、分かった、おまえは生きていてはいけない人間なんだ」、「ハマーン・カーン。お前は、戦いの意思を生む源だ。生かしてはおけない」って言ってました...。カミーユから見るとシロッコもハマーンも生かしてはおけない人間だったみたいです(あとヤザンもだけど...)。...でも結局カミーユはシロッコを倒す事に全てをかけて...ハマーンを倒す事無くあんな事に...。自分の使命は命に代えても今ここでシロッコを討つ事だと思ったのかな...例えその事でハマーンを倒せなくなったとしても...。死にたくないから戦っているだけとか言ってた頃のカミーユがちょっと懐かしいです...。

カミーユの命がけの特攻の前に敗れたシロッコだったけど...死に際に「貴様の心も一緒に連れて行く」と言って本当にカミーユの心をどこかに連れて行ってしまいました...。

シロッコの死ぬ時の顔がとっても怖かったです...眠れなくなったらどうしよう...。

ジ・オは下半身の装甲の下から手みたいなものが出てビームサーベルでZに切りかかっていました...。性能を自慢していたような感じだったのに...姑息な感じがしました...。ちょっと卑怯なあたりはシロッコ似なのかも...。

ジ・オは最後は操作不能の状態になり...特攻をかけてくるカミーユのZガンダムを避ける事ができずに沈んでいました...。ジ・オは前にハマーンのプレッシャーを受けてコックピットが電流ビリビリ状態になっていたけど...このジ・オの原因不明の操作不能状態もその類の事なのかな...。カミーユのプレッシャーやカミーユの元に集まったお化けたちの力のせいで突然動かなくなったとか...？もし相手の力に押されて機械的な影響が出るようならジ・オは欠陥モビルスーツって事になると思うけど...、こんなモビルスーツを自慢げに乗っていたシロッコって...。シャアの事をニュータイプの出来損ない呼ばわりしていたけど...それどころじゃないと思う...。

エンディングでファの名前が一枚目に来ていました。前話で亡くなったジェリドの名前が消えたからかな...。ジェリド・メサは登場してもしなくても一枚目だったのに...死んだら名前が載らなくなっていました...なんかちょっと可哀想...。