第三十六話「永遠のフォウ」の感想・レビュー
機動戦士Zガンダム 第三十六話「永遠のフォウ」
第三十六話「永遠のフォウ」はキリマンジャロ基地での戦いの中でフォウが亡くなるお話。
フォウ・ムラサメ
やっぱりフォウはムラサメ研究所で四番目だから「フォウ・ムラサメ」って言うみたい...。愛情のカケラも無い名前のつけかただと思う...。
ティターンズに潜入したカミーユと会ったフォウは前話の戦闘マシン状態と違って陽気な時のフォウになっていてカミーユの事もすっかり思い出していました。精神状態だけでなく記憶も不安定だなんて...強化人間ってなんだか可哀想...。
フォウはカミーユと一緒にティターンズの施設から逃走するけど...その途中で突然人格が戦闘マシン人格の方に戻ってしまって...止めようとするカミーユの言う事を聞かずに再びサイコガンダムに乗り込んでいました...。そして最後にはカミーユのZガンダムに斬りかかるジェリドのモビルスーツからカミーユを庇い...お亡くなりに...。カミーユを庇ってジェリドの乗るモビルスーツのビームサーベルにコックピット(サイコガンダムの頭部)を貫かれる場面は...やっぱりララァの事を思い出さずにはいられませんでした...。ララァもシャアを庇ってガンダムのビームサーベルでコックピットを貫かれて亡くなっていたから...。
フォウは些細な幸せを感じる事はあったかもしれないけど...最後まで不幸な女の子だったと...姫は思います。早くフォウみたいな可哀想な女の子が出ない世の中になるといいと思います...。
カミーユ・ビダン
カミーユはティターンズの基地に近づくためにホモアビスを使っていました...。設定だけじゃなかったみたい...なぜかなぜだかホッとしました...。
ティターンズの施設に潜入して上手くフォウを連れ出したカミーユだったけど...フォウがサイコガンダムに乗り込むのを阻止できないなら連れ出しても意味が無いと思う...。カミーユはサイコガンダムに乗り込もうとするフォウを何が何でも無理やりでも止めるべきだったと思います...。姫にはカミーユがフォウを本気で止めているようには見えませんでした...。
フォウが死んでただただ泣いているカミーユを見てシャアが「戦士は生きている限り戦わねばならんのだ」って勝手な独り言を言っていたけど...姫から見るとカミーユは戦士と言える段階にまできていないように感じるから...先ずは戦士になる事が先だと思う...もちろんこのまま戦い続けながら...。フォウの死でこれから少しは戦士らしくなって行くのかな...カミーユ...。
ジェリド・メサ
ジェリドがいつの間にか地球にきていて...しかも怪我人になっていました。
ティターンズの施設に潜入していたカミーユを見つけたジェリドはいつもと同じようにカミーユの追っかけをしていました...。カミーユの事になると夢中になるみたいで...自分の怪我もお構いなし...、まるでカミーユの事しか見えていないみたい...戦場なのに...。ここまでくるとちょっと気持ち悪いです...ジェリド...。
ジェリドはテスト中の新型モビルスーツに乗ってカミーユのZガンダムを討とうとしたけど...見方のはずのフォウ・ムラサメに邪魔をされて...討たなくてもいいフォウを討っていました...。
アムロ・レイ
アムロの乗っているモビルスーツは新型なの?旧型っぽい形をしているように見えたけど...。特に腰周りには「ガンダム」時代の古さを強く感じました。あの装甲だと自由度の高い動きをするためにはまた曲がる金属を持ち出さないといけないんじゃ...。
シャア・アズナブル
シャアはカミーユがいない時に百式をモビルアーマー形態のZガンダムに乗せて戦っていたけど...百式のコックピットからZガンダムを動かせるのかな...?ド・ダイがどうやって操作されているかは分からないけど...それと同じ感じなの...?
シャアはカミーユの「ぼくはもう、貴方の事をクワトロ大尉とは呼びませんよ。あなたはシャア・アズナブルに戻らなくてはいけないんです」って言葉に...「そうだな、カミーユ」って答えていたけど...とうとうクワトロ大尉からシャア・アズナブルに戻る覚悟を決めたみたい...。それってブレックス准将の意思を受け継いだって事でいいのかな...。
キリマンジャロ
カラバは突撃部隊の活躍でキリマンジャロの爆発には成功するけど...ジャミトフ・ハイマンには宇宙へと逃げられてしまっていました...残念。
そう言えば、前にシロッコが旧式呼ばわりしていた肩にキャノン砲のついた紫色のモビルスーツがあったけど...キリマンジャロにはそのモビルスーツの青色のタイプが配備されていました...。旧式でも出さないよりマシって事なのかな...。