第8話「トレーズ暗殺」の感想・レビュー

新機動戦記ガンダムW 第8話「トレーズ暗殺」

第8話「トレーズ暗殺」は五飛がトレーズ・クシュリナーダと対決するお話。

ニューエドワーズ基地

5機のガンダムは辺りが暗くなってもニューエドワーズ基地で敵機と交戦していました。その中、五飛とトロワ・バートンはシャトルを入手して基地から飛び去ります。残ったヒイロ・ユイ、デュオ、カトル・ラバーバ・ウィナーの3人の内、デュオとカトル・ラバーバ・ウィナーも基地から撤退しようとするけど...ヒイロ・ユイだけは逃げようしませんでした...。

ニューエドワーズ基地から去ったトレーズ・クシュリナーダのシャトルは味方空母に到着。レディ・アンにニューエドワーズ基地のガンダムの事を任せていました。

トレーズ・クシュリナーダにガンダムを任されたレディ・アンはニューエドワーズ基地のミサイル自爆装置の遠隔操作が可能な場所にいる兵士にミサイルの自爆装置を作動させるように指示を出します。ニューエドワーズ基地ごとガンダムを爆破する計画みたい。

指令を受けた兵士はニューエドワーズ基地のミサイルを遠隔操作で爆発させようとします。そこにサリィ少佐がやって来てミサイルの爆破をやめるように言うけど...兵士はサリィ少佐の言葉を聞き入れずに爆破装置を作動させていました。その後、兵士はサリィ少佐の部下によって拘束されたみたいだったけど、そこからは爆破装置を止める事は出来ないみたいでした。

サリィ少佐はガンダムのパイロットに凄く興味があるみたい。ニューエドワーズ基地にいるガンダムに放送を使って基地の大型ミサイルの自爆の事を教えていました。その場からは爆破装置を止める事は出来ないけど、ヒイロ・ユイに教えれば何とかしてくれると思ったみたい。

ヒイロ・ユイは敵の罠に嵌った事がショックだったみたいで、敵機のいる敵基地内でボーっとしたまま逃げようともしないでいたけど、サリィ少佐の放送でミサイル爆破の情報を聞くと正気に戻り、急いでミサイル格納庫へと向かいます。そして格納庫に入り込み、爆発するタイプ304のコントロールルームへと向かうと残り1.45秒のところで起爆装置を解除。ミサイルは爆発しないで済んでいました。成功の確率は10パーセント...ヒイロ・ユイはそれをやって退けたみたい。

デュオとカトル・ラバーバ・ウィナーはヒイロ・ユイがミサイルの起爆装置の解除に向かった後、脱出用のシャトルをヒイロ・ユイの分も含めて3機確保。2人はミサイル爆破の解除成功後にシャトルでニューエドワーズ基地から飛び立っていました。

トレーズ暗殺

五飛とトロワ・バートンはニューエドワーズ基地を飛び立った後、トレーズ・クシュリナーダのいる空母団に接近。シャトルを空母に突撃させ、その後、2人ともガンダムで出て空母団と戦っていました。

空母団からリーオー出て来て応戦する中、五飛のガンダムはトレーズ・クシュリナーダの乗る船を探し、それを発見。空母団を襲撃した目的はトレーズ・クシュリナーダの暗殺のようでした。

途中、レディ・アンの乗る高機動オプション付きリーオーの邪魔が入るけど、トレーズ・クシュリナーダの方からお呼びがかかり、五飛のガンダムはトレーズ・クシュリナーダのいる船へと辿り着きます。これで楽々トレーズ・クシュリナーダを亡き者に出来るかと思ったら...トレーズ・クシュリナーダが五飛との剣の勝負を望み...五飛もこれを受け、剣を手にトレーズの部屋へと入り込みます。そして剣の勝負を開始...。

姫ならガンダムで船に近づいた時点でトレーズ・クシュリナーダのいる部屋ごとガンダムで破壊しているけど...五飛は他人の事を言えないくらい甘いような気がします。

剣の勝負はトレーズ・クシュリナーダの勝利に終わります。五飛は全く相手にならないようでした。勝負に負けた五飛は「殺せ」と言うけど、トレーズ・クシュリナーダは五飛を殺さず。そして五飛が「今ここで俺を殺さなければ何度でもお前を殺しに来るぞ」と言うと「それは楽しみだ、またお手合わせ願おう」と言葉を返していました。五飛は悔しがり、ガンダムに乗って背中を見せて敗走していました...。

ここでも姫なら去り際にガンダムを使って船を沈めていると思います...「トレーズを殺す事」が目的で近づいたのなら...。今殺しておかないと次の機会があるかどうか分からないし、それに何のためのガンダムなのか分からなくなると思う(今はオズを倒すための兵器のはず)...。もちろん「正々堂々と勝負をするため」に近づいたのなら黙って潔く帰るけど...。

トレーズ・クシュリナーダはモビルスーツを降りて戦った五飛の事を褒めていました。そして五飛とは次はモビルスーツで戦うつりでいるみたい。

トロワ・バートンのガンダム

トロワ・バートンのガンダムは水中でも十分に戦闘が可能みたい。空母団での戦闘中に海中に落とされた後、キャンサー部隊を相手に海中で戦っていました。

ゼクス・マーキス

ゼクスは反抗を続けるルクセンブルク(レディ・アンの発音では「ルクセンブルグ」)本部の制圧に回っていました。

ゼクス・マーキスは屋敷の中に入り込んでダイゴ・オネゲル准将を撃ち殺していました。ダイゴ・オネゲル准将は連合に反抗する意思のないサンクキングダムを攻撃し、滅亡させた人間のようでした。

殺される前のダイゴ・オネゲル准将はサンクキングダムへの攻撃は連合全体の意思と弁明していたけど、ゼクス・マーキスが言うには...当時は連合の拡張する軍事力を否定する国家が多く、サンクキングダムもその一国であり、「近隣諸国に影響のあった(サンクキングダム)王族を一掃することで反抗の目を潰す事が出来る」と公言してその指揮を執ったのがダイゴ・オネゲル准将だったようです。

ゼクス・マーキスはサンクキングダムの人間のようです。ダイゴ・オネゲル准将はミリアルド・ピースクラフトと呼んでいました。

ゼクス・マーキスはサンクキングダムを滅亡させたダイゴ・オネゲル准将を自分の手で直接殺したかったみたい...姫にはそんな風に見えました。

レディ・アン

レディ・アンはガンダムをニューエドワーズ基地ごと吹き飛ばそうとして失敗。トレーズ・クシュリナーダにはオズを学べと言われていました。

ヒイロ・ユイ

ヒイロ・ユイは敵の罠に嵌った事が凄いショックだったみたいで、ニューエドワーズ基地では作戦が明らかに失敗したのにもかかわらず直ぐに撤退しようせずにいたり、まだ敵機のいる基地内で棒立ち状態になり敵の攻撃を直撃で受けている場面もありました。ガンダムが丈夫だから良いようなものを...普通なら死んでるところです...。

ドクターJは殺人マシーンに育て上げたような事を言っていたけど...ヒイロ・ユイは思ったよりも精神的に弱く、甘いように見えます。どんな状況であっても正常な判断能力を保っておけるようでないと、任務を任せる方は安心できないと思います。

五飛

五飛がトレーズ・クシュリナーダの下へと行った目的は「トレーズの暗殺」ではなく「トレーズとの勝負」で、「トレーズの暗殺」はそれほど大事な目的ではなかったみたい。

もし、そうではなくて五飛の第一の目的が「トレーズの暗殺」だっとしたら...五飛は途中で目的を忘れてしまったか、目的よりも自分の気持ちを優先させた事になります。どちらにしてもヒイロ・ユイと一緒で安心して任務を任せられません...。「正々堂々」がお好みなら戦争やテロ活動から手を引いて別の場所に身を置いた方が良いのかも...。

ガンダムに乗ってトレーズ・クシュリナーダに近づいて、剣の勝負に負けて敗走...五飛は何がしたいのか、何のためのガンダムなのか...ノインの事を色々と言う前に先ずはあやふやな今の自分を確りと見つめなおさないと駄目だと思う。自分の未熟さを分からずに他人に対して偉そうな事を言う姿はとても恥ずかしく滑稽に見えるので...。(自分の未熟さを分かっていて他人に偉そうな事を言ってるんだとしたらもっと酷いけど...。)

トレーズ・クシュリナーダ

総帥のようです。オズのと言う事だと思います。

ミサイル47基

カトル・ラバーバ・ウィナーによるとニューエドワーズ基地にあった大型ミサイルの数は47基。全てが爆発すると半径300キロ(多分メートル)圏内は一瞬で蒸発するとの事でした。半径300キロが蒸発って言うのはかなり凄いと思う...。

リーオー

リーオーには高機動オプションがあるみたい。それをつける事でエアリーズ並みの機動力を得られる事が出来るそうです。

その途中、レディ・アンの乗る高機動オプション付きリーオーと交戦。機体のパワーの差を見せていました。

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