第37話「ゼロVSエピオン」の感想・レビュー

新機動戦記ガンダムW 第37話「ゼロVSエピオン」

第37話「ゼロVSエピオン」はヒイロ・ユイのガンダムエピオンとゼクス・マーキスのウイングゼロが戦うお話。

ヒイロ・ユイとゼクス・マーキス

ヒイロ・ユイはリリーナ・ピースクラフトがロームフェラ財団に投降した後もサンクキングダムに残り1人抵抗を続け、ガンダムエピオンでビルゴ隊と戦っていました。自らの意思でと言うよりもシステムに翻弄されている部分が大きいみたい...。

ヒイロ・ユイはガンダムエピオン1機で第42モビルドール空挺師団を全滅させていました。そこに大気圏を突入してそのままサンクキングダムへと降下して来たゼクス・マーキスのウイングゼロが飛来します。このウイングゼロをターゲットと認識したヒイロ・ユイは排除するために攻撃を仕掛け、両機は戦闘状態となっていました。

ヒイロ・ユイはウイングゼロのパイロットがゼクス・マーキスだと分かっても戦う事を止めようとしませんでした。ゼクス・マーキスの方はガンダムエピオンのパイロットがヒイロ・ユイだと分かり戦う必要性がないように感じていたみたいだったけど...サンクキングダムの崩壊を知り...第一の目的が無くなったためか、ウイングゼロが戦いを求めたためか...ヒイロ・ユイとの決着を望み戦いを続ける事を選んでいました。

2人は優劣の付かない戦いを続けていたけど、ガンダムエピオンのシステムもウイングゼロのシステムもパイロットに何らかの負荷をかけていたみたいで、ヒイロ・ユイとゼクス・マーキスは戦闘の途中でモビルスーツのコックピットから落ちていました。モビルスーツの外に出たヒイロ・ユイとゼクス・マーキスは弱っていて、2人ともその場で力尽きていました。2人の勝負は引き分けに終わったみたい...。

その後、目を覚ましたヒイロ・ユイとゼクス・マーキスは正気に戻っていました。戦闘中はお互いシステムに翻弄されていたみたいです。でも、ガンダムエピオンはヒイロ・ユイに対してゼクス・マーキスを敵だと示し、ヒイロ・ユイもそう思ったみたい...。

2人がのんびりと話しているところに海岸からオズのモビルドールの増援隊がやって来ます。ヒイロ・ユイはウイングゼロに乗って海上の艦隊を叩きに向かいます。ヒイロ・ユイはここから先はウイングゼロに乗る事にしたみたい...ガンダムエピオンをゼクス・マーキスに渡していました。ヒイロ・ユイはウイングゼロで海上の艦隊と交戦し、ゼクス・マーキスはガンダムエピオンに乗って海岸のビルゴを叩いていました。

リリーナ・ピースクラフト

リリーナ・ピースクラフトは連れらて行った先のお屋敷でデルマイユ公に会っていました。ロームフェラ財団に投降したリリーナ・ピースクラフトに対し、デルマイユ公はリリーナ・ピースクラフトをあくまでも保護しただけだと言っていました...。平和主義国家サンクキングダムにオズを裏切った者やコロニーの反乱分子が集まった事はリリーナ・ピースクラフトの頭を大いに悩ませるところであり、ロームフェラ財団はリリーナ・ピースクラフトの掲げる理想や完全平和の意志を守るためにリリーナ・ピースクラフトをその状況から救出した...と言う筋書きになっているみたい...デルマイユ公の中では。

更にデルマイユ公はリリーナ・ピースクラフトをロームフェラ財団の代表に据える考えがあるみたいで、その事をリリーナ・ピースクラフトに持ちかけていました。デルマイユ公としては求心力の無い現在のロームフェラ財団に「リリーナ・ピースクラフト」と言う外向きの「綺麗な顔」が欲しいようです。

リリーナ・ピースクラフトはロームフェラ財団の代表になる事をその場で拒否するけど、デルマイユ公に考える時間を与えられ、明け方、財団代表になる事を決断していました。それで戦争が終わるなら...と思ったのかな...。

ホワイトファングとツバロフ特佐

ホワイトファングは嘗てのトレーズ派で、自らの事を「コロニーの革命闘士」だと言っていました。ロームフェラ財団の圧制からの解放が目的のようです。

ホワイトファングは建造中だったピースミリオン級巨大戦艦から月面基地へと移ろうとしていたツバロフ特佐を捕らえ、身柄を抑えていました。そしてツバロフ特佐の身柄を確保した後、アルテミスレボリューションを開始。月面基地を占拠し、指導者らしき人物がコロニーに向けて開放宣言を行い、コロニーの民に宇宙の平和のために立ち上がる事を呼びかけていました。

ホワイトファングに捕らえられたツバロフ特佐はピースミリオン級巨大千巻から月面基地へと移送されていました。ツバロフ特佐はホワイトファングにとってまだ利用価値のある存在であり、直ぐには殺さないみたいです。ホワイトファングとしてはツバロフ特佐に各コロニーへの敗北宣言をさせ、その後、市民がツバロフ特佐の処刑を望むようになってからツバロフ特佐を殺そうと考えているみたいでした。

でも、ツバロフ特佐は月基地内を移動中に上手く逃れていました。そしてモビルドールのコントロールルームのような場所に逃げ込んでビルゴを起動させ、出撃させます。月面基地は戦闘状態となり、ホワイトファングの部隊はモビルドールのビルゴに歯が立たず押されていました。そこに五飛の乗るアルトロンガンダムが現れて戦闘に参加。月面基地に現れた五飛はホワイトファングの部隊もツバロフ特佐のビルゴ隊も区別無く問答無用で倒していました。五飛にとっては宇宙での戦いを望む者、邪悪な意思を持つ者はオズだろうがコロニーだろうがみんな敵みたい。

コントロールルームのような場所にいたツバロフ特佐はアルトロンガンダムの大暴れが起こした爆発に巻き込まれて死亡していました...。

ピースミリオン級巨大戦艦

ピースミリオン級巨大戦艦はコロニーの労働者を大量に注ぎ込んだ事で完成が間近に迫っていました。ツバロフ特佐はこれを君主制支配の素晴らしさと言っていました。確かに独裁国家はそう言う事が可能だけど...ものの見方が一面的なような気がします...。

白い布

ホワイトファングのメンバーはみんな腕に白い布を巻いているようです。

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