第29話「戦場のヒロイン」の感想・レビュー

新機動戦記ガンダムW 第29話「戦場のヒロイン」

第29話「戦場のヒロイン」はヒイロ・ユイとカトル・ラバーバ・ウィナーが地球の人達の優しさに触れるお話。

ヒイロ・ユイとカトル・ラバーバ・ウィナー

地球に降りたヒイロ・ユイとカトル・ラバーバ・ウィナーはタウンゼント伯爵が指揮する部隊に捕らえられていました。ガンダムのパイロットに対して部隊には処刑命令が出ていたけど、タウンゼント伯爵の部隊は手を下そうとしなかったため、2人の身柄は本国に引き渡される事になっていました。

カトル・ラバーバ・ウィナーが掴んだ情報ではロームフェラ財団の機密データの中に問題国としてサンクキングダムと言う名前が何度も出て来るらしく、カトル・ラバーバ・ウィナーはそのサンクキングダムに行って何か手伝いをしたいようでした。

タウンゼント伯爵の部隊はヒイロ・ユイとカトル・ラバーバ・ウィナーを捕らえてはいたけど、基本的には拘束や監禁は行われていないようで、夜には2人のテントの外にいる監視役もカトル・ラバーバ・ウィナーに懐いている2匹の犬だけになっていました。本国に身柄が引き渡される前にここから出て行けと言うタウンゼント伯爵の優しさのようです。

ヒイロ・ユイとカトル・ラバーバ・ウィナーの2人は見て見ぬ振りをしてくれているタウンゼント伯爵の部隊から飛行機を使って脱出。迷惑をかける訳には行かないので直ちに逃亡した事を報告して欲しいと言う内容の手紙をタウンゼント伯爵の部隊に残して飛び立っていました。

タウンゼント伯爵の部隊からの脱出を果たしたヒイロ・ユイとカトル・ラバーバ・ウィナーは逃げるのではなく戦う事を選び、離陸後、そのままロームフェラ財団の海上部隊に襲撃を仕掛けます。2人の乗った飛行機は応戦するロームフェラ財団の艦の攻撃を受けながらも空母に着陸し、ヒイロ・ユイとカトル・ラバーバ・ウィナーはマシンガンを手に空母に乗り込んでいました。そしてヒイロ・ユイは空母に搭載されていたリーオーを奪い周辺の艦を沈め、カトル・ラバーバ・ウィナーはブリッジを占拠し、船員達を救命ボートに乗せて追い出していました。

カトル・ラバーバ・ウィナーは自分達に優しくしてくれる人のところにいけばその人の迷惑になると考えているみたい。ガンダムのパイロットには宇宙にも地球にも自分達の場所は無いようです...。ヒイロ・ユイはどこででも戦って行くつもりで、戦場こそが自分達の場所だと考えているようでした。

サリィ・ポゥとルクレツィア・ノイン

サリィ・ポゥは輸送機に乗ってオズの追っ手から逃げていたけど、振り切る事が出来ずに捕まり、その後、屋敷の一室で拘束されていました。本当はガンダムのパイロットに積荷のガンダムを届けたかったみたいだけど...。

サリィ・ポゥは部屋の中で椅子に縛り付けられていて逃げ出す事の出来ない状態にあったけど、そこに、突然、部屋の窓からルクレツィア・ノインが入って来ます。ルクレツィア・ノインはロームフェラ財団に対抗するためにサリィ・ポゥの運んでいたガンダムが欲しいみたい。ルクレツィア・ノインはサリィ・ポゥを助け出し、2人で屋敷から逃げ出していました。2人ともガンダムとそのパイロットがいればロームフェラ財団にも何とか対抗出来ると思っていて、やろうとしている事は同じみたいでした。

サリィ・ポゥは捕まる前に輸送機を海底に沈めていて、オズはキャンサーを出してその回収に当たっていました。サリィ・ポゥとルクレツィア・ノインは回収されたウイングガンダムが海底から上がって来るところをパイシーズで襲撃...キャンサーは撃墜され、ウイングガンダムは再び海底へと落ちて行っていました。その後、サリィ・ポゥは海上を制圧し、ルクレツィア・ノインは海底に沈んだウイングガンダムを発見していました。

サリィ・ポゥはルクレツィア・ノインの国のためにウイングガンダムを渡すつもりでいるようでした。ルクレツィア・ノインはサンクキングダムやリリーナ・ピースクラフトの名を一切伏せたままサリィ・ポゥと一緒に行動していたけど、ガンダムを渡してくれるサリィ・ポゥに感謝して最後に自分の名前を名乗り、自国の名前を言おうとします。でも、サリィ・ポゥはルクレツィア・ノインを制止していました。国の名を聞かなくてもルクレツィア・ノインの事を信用しているみたい。ロームフェラに立ち向かおうとする国のお手伝いが出来るだけでも光栄だと言っていました。サリィ・ポゥはこの後は他のガンダムを探しに行くみたいです。

リリーナ・ピースクラフト

リリーナ・ピースクラフトは平和国家会合を行い、サンクキングダムの真の平和のために賛同国との協力を進めているようでした。

リリーナ・ピースクラフトは学園の理事長もしているみたいです。

ドロシー・カタロニア

リリーナ・ピースクラフトが理事長をしている学園に転校して来ていました。ドロシー・カタロニアはデルマイユ公の血縁者のようです。ロームフェラ財団はサンクキングダムの平和国家建設の教育方針を学びたいと思っていて、そのためにドロシー・カタロニアを留学生として転入させて来たみたい...建前のようだけど...。

ドロシー・カタロニアは金色の巨大で長い車を自分で運転していました...。国によっても違うと思うけど...いくつから運転出来るのかな...。年齢はリリーナ・ピースクラフトと同じらしいけど...。

ドロシー・カタロニアの眉毛は大きく枝分かれしていて、顔からもはみ出していました。凄い勢いの眉毛です...。

ドロシー・カタロニアは戦争が大好きなようです。戦争が待ち遠しそうでした。

パーガン

パーガンはデルマイユ公の血縁者であるドロシー・カタロニアの事を信用していないみたい。何かの策略では無いかとの心配をしていました。パーガンはリリーナを守るためにもドロシー・カタロニアの監視して行くつもりのようでした。

完全平和主義

完全平和主義は敵が攻め込んで来たら話し合いで解決すると言う考え方みたい。武力による解決を選ばないのが完全平和主義なのかな...。

でも、ルクレツィア・ノインやパーガンはリリーナ・ピースクラフトを守るためには武力を使う事も厭わないと考えているようです。完全平和主義を掲げているので表立ってと言う訳には行かないけど、「影」として汚れ役を引き受けるつもりみたい。

地球各国

ロームフェラ財団の配下に入る国が増えて来ているみたい。でも、ロームフェラ財団の考えに疑問を持ちながらも争いを避けるために従っていると言う国もあるようです。

金属反応

ガンダムは金属反応が出ないみたい。ガンダニュウム合金製だから?なのかな。

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