第42話「リーブラ発進」の感想・レビュー

新機動戦記ガンダムW 第42話「リーブラ発進」

第42話「リーブラ発進」はホワイトファングが地球に対して宣戦布告を行うお話。

ゼクス・マーキス

宇宙要塞バルジが消えた事で宇宙のオズは弱体化し、ホワイトファングのミリアルド・ピースクラフト(ゼクス・マーキス)は宇宙の盟主となっていました。

宇宙のオズ軍の残党

宇宙のオズ兵は地球に逃げ延びて来ていました。生還者は18名。その中にはニコル特尉の姿もありました。

シャトルは意識不明のレディ・アンの身柄を運んで来ていて、ニコル特尉達はレディ・アンをトレーズ・クシュリナーダの下へと届けるために力を尽くしたようでした。

ニコル特尉はトレーズ派でもないし、レディ・アンが死んでも構わないと思っていたはずなのに...。どこかで心変わりしたのかな...?レディ・アンの命令で捕らえられた事もあったのに...恨んでないのかな...?

レディ・アン

レディ・アンの身柄は地球の病院に運び込まれていました。レディ・アンは銃弾による傷は完治しているものの意識不明の状態のようです。病院にはトレーズ・クシュリナーダがお見舞いにやって来ていました。2人は今まで離れていたけど心は共にあった...らしいです...。

第28話でトレーズ・クシュリナーダの側にレディ・アンらしき人物がいたけど...あれは何だったんだろう...。「心は共にあった」と言っている辺りから考えると...共にあった心を視聴者にも見えるように映像化したものなのかな...。それとも共にあった心が実体化したものなのかな...でも、心が客観的な存在になるのはオカルトっぽくて嫌かも...せめて前者であって欲しいです...。

トレーズ・クシュリナーダ

ロームフェラ財団の新しい代表となったトレーズ・クシュリナーダは争い事は自分が引き受けて、リリーナ・ピースクラフトにはその後の新たな歴史の担い手、地球圏の人々の希望になって欲しいと思っているみたい。

トレーズ・クシュリナーダは地球の各国家(世界国家の全ての人々)に対して地球圏の真なる統一と平和を勝ち取るために一致団結して宇宙の脅威、ホワイトファングと戦う事を呼びかけていました。

リリーナ・ピースクラフト

リリーナ・ピースクラフトはシャトルで宇宙に上がっていました。リーブラに向かっているのかな?兄であるミリアルド・ピースクラフトを止めるつもりでいるようでした。

五飛とウイングゼロ

五飛はトレーズ派の逃亡兵を追うホワイトファングのビルゴ隊と戦い、苦戦しながらも何とかビルゴ隊を鎮めていました。戦闘の中でアルトロンガンダムは大きな損傷を受けたみたいで最後は行動不能になっていました。

戦闘後、動けなくなった五飛はサリィ・ポゥとヒイロ・ユイの乗るシャトルに回収されます。サリィ・ポゥ達はルクレツィア・ノイン一行が合流したピースミリオンに向かう途中みたい。五飛はピースミリオンへの移動中にサリィ・ポゥから自分達の仲間にならないかと誘われるけど断っていました。でも、ピースミリオンまではとりあえず一緒に行くみたいです。

サリィ・ポゥ達の乗るシャトルはピースミリオンに辿り着く前にホワイトファングのモビルドール増援部隊の包囲網にかかっていました。相手は宇宙用ビルゴが40機。ヒイロ・ユイは出撃しようとする五飛にウイングゼロを貸し、五飛は動かないアルトロンガンダムの代わりにウイングゼロに乗って出撃していました。

ウイングゼロに乗って出撃した五飛は次々にビルゴを倒していました。でも、途中からはウイングゼロに乗った他のパイロット達を同じように幻覚に襲われ始め、その中でトレーズ・クシュリナーダやゼクス・マーキスの姿を見ていました。出撃の際にコックピットのシステムに惑わされるなとヒイロ・ユイの助言されていた五飛だったけど、幻覚に少し戸惑っていたようです。

ウイングゼロに乗り幻覚に戸惑いながらも戦い続けた五飛は最後には自分の未来、自分の進む道が他のガンダムのパイロット達と同じであり、ミリアルド・ピースクラフトとトレーズ・クシュリナーダが敵であると言う結論に行き着いていました。そして、戦闘終了後、他のガンダムのパイロット達の仲間になる事を決めていました。

ホワイトファング内のトレーズ派

ホワイトファングからはトレーズ派の兵士が逃げ出していました。トレーズが世界国家元首になってホワイトファング(宇宙)と対立したからみたい。

ホワイトファングから逃げていたトレーズ派の人はホワイトファングの部隊と戦うアルトロンガンダムの姿に真実を見たらしく、逃げる事も出来た状況の中でホワイトファングのシャトルにトーラスで特攻を仕掛けて亡くなっていました...。

地球

地球ではトレーズ・クシュリナーダが強い統率力を発揮して地球の反対勢力を一掃、吸収していました。宇宙の脅威(ホワイトファング)を前にした人々の心はトレーズ・クシュリナーダを中心に結束して行ったみたい。

ホワイトファングの宣戦布告

ホワイトファングでは巨大戦艦リーブラが完成し、地球との会戦を目前に控えているようでした。

その中でホワイトファングの指導者であるミリアルド・ピースクラフトは全世界に向けて演説を行います。ミリアルド・ピースクラフトは戦いが人間の本能である故に国家の統一では戦争を根絶出来ないとした上で、コロニー市民はその本能を乗り越える力を持っている人類、闘争本能を制御して平和の実現を可能にした新たな人類であるとの考えを示していました。宇宙の過酷な環境に晒されているコロニー市民は生きる事が精一杯であり、戦っているどころでなく、その愚かさを知っている人間達のようです。更にミリアルド・ピースクラフトは地球と言う安定した大地にいる人間達はコロニー市民とは違い戦う事を止めようとせず、武装しないコロニー市民達までも戦いによって支配しようとしていると指摘。そして地球こそが戦いを生み出す温床であり、自分達はその戦いの温床である地球を排除するために立ち上がったと説明していました。演説の終わりにはミリアルド・ピースクラフトは地球(トレーズ・クシュリナーダ)に対して地球の排除を要求し、受け入れられなければ人類最後の戦争に踏み切ると通告していました。

姫は「ガンダムウイングの世界」の住人ではないので世界の事情は良く分からないんだけど、そんな姫から見てもミリアルド・ピースクラフトの言っている事は実際(ガンダムウイングの世界の中での実際)とは違っているように思える部分もありました...多分、こう言うのを詭弁と言うんだと思います...。あと、ミリアルド・ピースクラフトは戦いの愚かさを知る宇宙の人々を平和のためと称して戦いに引き込もうとしているみたいだけど、地球を排除すべき悪とする事によって戦いを正当化しようとするのは違うような気がしました。詭弁に詭弁を重ねたような演説で宇宙の民の指示が得られるのかな...ちょっと心配かも...。でも、逆にこの演説で宇宙の民の指示が得られるとしたらそっちの方が心配かな...。

ドロシー・カタロニア

ドロシー・カタロニアは宇宙に上がっていました。シャトルは全体が金色でした...。

宇宙に上がったドロシー・カタロニアはシャトルでリーブラに接近。ロームフェラ財団のシャトルだったためミリアルド・ピースクラフトは撃墜を命じるけど、ドロシー・カタロニアがミリアルド・ピースクラフトと共にいて最後の戦争を目に焼き付けたいと言うとミリアルド・ピースクラフトは撃墜命令を取り下げてドロシー・カタロニアをリーブラへと迎え入れていました。

ヘビーアームズ

ヘビーアームズは宇宙用に改造されていないようです。

ビルゴ

ビルゴはウイングゼロの肩のバルカン砲を受けても撃墜されてしまうようです。...ビーム以外の対弾性はかなり弱いみたい...。

トレーズ・クシュリナーダ

トレーズ・クシュリナーダは世界国家の元首に就任していたようです。ロームフェラの代表は無条件で世界国家元首になれるのかな...。

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