第7話「流血へのシナリオ」はコロニーとの和平を画策している地球圏統一連合上層部の人間の一掃と世界各地にある地球圏統一連合軍の基地の占拠がオズによって成されるお話。作戦名はオペレーション・デイブレイクと言うようです。

ガンダムのパイロット達はオズの上層部が全て地球圏統一連合のニューエドワーズ基地に集まると言う情報を得てそれぞれにニューエドワーズ基地へと向かうために動き出していました。でも、この情報はトレーズ・クシュリナーダ(オズ側)が流している偽りの情報のようでした。

ニューエドワード基地へと向かう途中でヒイロ・ユイとデュオが、カトル・ラバーバ・ウィナーとトロワ・バートンが再び出会っていました。目的地が同じ事もあり、行動を共にするようでした。

ニューエドワーズ基地には最高司令官ノベンタ元帥、宇宙軍を統括するセプテム将軍、地球軍のベンティ将軍と言った地球圏統一連合の最上層部の人間達が会議のために集まっていました。オズからはトレーズ上級特佐とレディ・アン2級特佐が同席。会議ではノベンタ元帥が地球圏統一連合の軍縮やいづれは軍備の完全解除を行う事、そしてコロニー側との和平交渉の道について話していました。地球統一連合は戦争を回避する方向を目指すみたい。でも、戦争をしたがっているオズとしては邪魔者のようです...。

会議が行われいる最中にヒイロ・ユイとデュオのガンダムがニューエドワーズ基地を襲撃。基地はリーオーを出して応戦するけど...次々に撃破されていました。

ニューエドワーズ基地がヒイロ・ユイとデュオのガンダムの襲撃を受けている頃、ゼクス・マーキス指揮の下、多くのエアリーズがナイロビ基地の襲撃を開始します。この反乱は世界各地の基地でも同時に行われているようでした。そして、外部からの攻撃に加え、内部のスペシャルズの反乱も起こり、世界中の基地が瞬く間に反乱軍によって占拠されていました。全ては計算通りの事のようです。

ガンダムが襲撃しているニューエドワーズ基地ではノベンタ元帥以下、地球圏統一連合軍の上層部の人間達が避難を開始。トレーズ・クシュリナーダの指示に従いオズの高速シャトルに乗って脱出を図ろうとします。でも、これもトレーズ・クシュリナーダの作戦の一部だったようです。ノベンタ元帥以下を乗せたシャトルは飛び立った途端にヒイロ・ユイのガンダムに落とされていました...。ニューエドワーズ基地をオズに襲わせないでガンダムに襲わせたのはこれが狙いだったみたい。トレーズ・クシュリナーダとレディ・アンはその後のシャトルで無事にニューエドワーズ基地から脱出していました...。

シャトルでの脱出後、ノベンタ元帥達とは別に避難させておいたセプテム将軍に今日のクーデターを「コロニー側の宣戦布告」と発表させていました。

今回のクーデターは周到に用意されたクーデターだったみたい。世界中の基地はオズの制圧下に置かれ、コロニー連合との和平を望む地球圏統一連合上層部の人間は一網打尽...連合の首脳部は壊滅的な打撃を受け、全てがトレーズ・クシュリナーダの思惑通りに運んだようでした。

セプテム将軍はノベンタ元帥とは別のシャトルに乗せられたためガンダムによるシャトル撃墜で命を落とす事は逃れたけど、クーデターが「コロニー側の宣戦布告」と発表した放送後、飛んでいるシャトルから落下させられ、更に空中を落下しているところをレディ・アンによって撃ち殺されていました...。用済みって事みたい。

ヒイロ・ユイとデュオのガンダムがニューエドワーズ基地を襲撃しているところに後からトロワ・バートンとカトル・ラバーバ・ウィナーのガンダムも姿を現し、ニューエドワーズ基地の襲撃に加わっていました。でも、仲間と言う訳ではないみたい...基地側の抵抗が収まったところでデュオとトロワ・バートンのガンダムは戦いを開始。そこに五飛のガンダムが現れ、2人の戦いを止めに入り...5機のガンダムが揃っていました。

最後に現れた五飛は他の4人のガンダムのパイロットにオズの罠に嵌められた事を教えていました...トレーズ・クシュリナーダの策に嵌ったのだと...。

ヒイロ・ユイはニューエドワーズ基地から飛び立つシャトルをオズの人間の乗っているシャトルだと思ったみたい。本当は地球圏統一連合の和平論者が乗っていたんだけど、そんな事は知らずに何の迷いも無く撃墜していました。

ヒイロ・ユイはニュータイプではないみたい。もし、ヒイロ・ユイがニュータイプだったらもっと違っていたような気がします。例えばシャトルを撃墜する前に何かを感じて攻撃を思い留まったり、撃墜してしまったとしてもその後に気分の悪さを感じたり...。もしかして...もうガンダムの世界にはニュータイプなんていないのかな...。

ノインはナイロビ基地の襲撃に参加...少し好戦的になっていました。