第19話「バルジ強襲」の感想・レビュー

新機動戦記ガンダムW 第19話「バルジ強襲」

第19話「バルジ強襲」はデュオ・マックスウェルがオズに捕まり、ヒイロ・ユイがそれを助け出すお話。

デュオ・マックスウェルとヒイロ・ユイ

デュオ・マックスウェルはバルジにHLVを発見されて交戦するけど、機動力の差なのか反応速度の差なのかトーラスに勝てずにいました。その後、搭乗機ガンダムデスサイズは出力ゼロとなり、有人トーラスのビーム砲によって右腕を破壊されていました。これが無人トーラスだったら機体ごと破壊されていたみたい...。

敗北したデュオ・マックスウェルは自爆をしようと試みるけど自爆装置は起動せず...ガンダムデスサイズは牽引されC102コロニーへと運ばれ、デュオ・マックスウェルはオズに捕らえられていました。

コロニーではガンダムデスサイズの撃墜と回収、ガンダムパイロットの捕獲が放送されていました。トロワ・バートン、ヒイロ・ユイもこの放送を見てデュオ・マックスウェルが捕らえられた事を知っていました。

ヒイロ・ユイは現在の戦況が不利であり、これ以上のマイナス要因は取り除かなければとデュオ・マックスウェルが捕らえられているC102コロニーへと潜入します。そしてデュオ・マックスウェルの入っている部屋まで辿り着いていました。

デュオ・マックスウェルのいる部屋に入ったヒイロ・ユイはデュオ・マックスウェルに銃を突き付けます。オズ側はデュオ・マックスウェルを処刑してコロニーの心を1つにしようとしているみたいで、デュオ・マックスウェルはこのままオズに利用されるくらいならと...その場での死を望んでいました。でも、ヒイロ・ユイは銃を撃ちませんでした。ヒイロ・ユイがデュオ・マックスウェルを殺す時はデュオ・マックスウェルが本当に死を望んだ時のようです。ヒイロ・ユイの目にはデュオ・マックスウェルが本当に死を望んでいるとは思えなかったみたい。

ヒイロ・ユイは構えていた銃をデュオ・マックスウェルに渡すと自分は倒した見張りのライフルを手に取り、デュオ・マックスウェルを連れてコロニーからの脱出を図ります。ヒイロ・ユイはデュオ・マックスウェルを殺す事が目的で侵入したため、脱出までは考えていなかったようです...もし脱出に失敗したら2人とも死んで終わらせるつもりでいるみたいでした...。

オズ側はヒイロ・ユイとデュオ・マックスウェルがモビルスーツゲートから逃げると読んでモビルドールトーラスを出していました。これに対してヒイロ・ユイはダミーのリーオーをコロニー外へと無数に射出。トーラスをそれをターゲットとして次々に攻撃していました。リーオーがスクランブルで脱出を図った事でモビルドールの攻撃目標に設定されてしまったようです。コロニー内部にあった全く動いていないリーオーまで攻撃の対象になっていました。

モビルドールにはリーオーの他にももう1つ、アストロスーツが攻撃目標に設定されていました。アストロスーツを着ている全員が標的になると言う事のようです。無人機である事が完全に裏目に出ているみたいでした。

コロニーの軍人さんはトーラスの攻撃目標のオート解除をしようとするけど、その前にトーラスの攻撃を受けて死亡...。トーラスの破壊活動が続く中、それを他所にヒイロ・ユイとデュオ・マックスウェルの2人は小型宇宙艇(トーラスの攻撃目標には設定されていない)でC102コロニーから無事に脱出していました。

コロニーにあるガンダムデスサイズは破壊しないで残して来たみたいだったけど、ガンダムを作った5人の技師がオズに捕らえられている状態ではガンダムの機体はもう価値が無いみたいでした...。

ヒイロ・ユイの次の目標はオズに捕まっている5人の技術者の殺害のようです。障害として取り除くつもりみたい。

宇宙要塞バルジ襲撃

五飛はナタク1機でバルジを襲撃していました。これに対しバルジはバルジビーム砲を使って反撃。ナタクと味方機リーオーが射程に入ったところでニコル特尉の指示でバルジビーム砲を発射していました。

射程内にいたリーオーはバルジビーム砲によって消し飛ばされ、直撃を避けたナタクも右腕を失っていました。

宇宙要塞バルジはオズの力の象徴であり、コロニー市民にはその力を前面に見せないつもりでいたようなのに...。レディ・アン特佐を乗せたシャトルの発射が迫っていたから仕方無かったのかな...。

五飛のナタクはレディ・アンのシャトルとすれ違った後、レディ・アンのシャトルを五飛のナタクから守ろうとしていたトーラスが攻撃を仕掛けて来たため後退。五飛はナタクの左脇腹をビーム槍で付いて逆方向へと流れ逃げて行きました。

レディ・アン上級特佐

レディ・アン上級特佐は旧連合に代わり宇宙軍指揮官として書くコロニー代表団と次々に有効な関係を結んでいった。連合の軍事力からの開放感もあいまってオズの新体制は着実に受け入れられて行った。オズの豹変を信じられず不振を抱くコロニーはまだあり、レディ・アンの信者のような代表が欠くコロニーの説得に当たっているみたい。コロニーの「力」になる。

レディ・アン上級特佐は地球からガンダムを乗せて発進したと思われるHLVを発見した際、部下にガンダムの破壊ではなく機体を抑えるようにと命令していました。ガンダムはコロニーに危害を加える悪であり、悪の象徴として利用する価値が多くあるためのようです。一方、パイロットの方は醜ければ生かせ、同情を誘うものならば殺せと部下に命令していました。同情を誘うような者は民間人の意識改革を行う上での邪魔になるためらしいです。この容姿で生き死にを決める発言は直ぐに「冗談」だと言っていたけど...。

穏やかな性格のレディ・アンは姿形だけでなく言葉をきっかけに元に戻る事もあるみたい。部下の言葉をきっかけに厳しい性格のレディ・アンに戻る場面がありました。穏やかな性格のレディ・アンは催眠状態によって作り出されたものかも...。

レディ・アン(穏やかな方)はバルジからシャトルで飛び立ったところで五飛のナタクとすれ違い、そこで五飛や部下に戦いの無益さを説いていました。その中でシャトルを守ろうとするトーラスにも戦わないように言っていました。シャトルを守ろうとしていたトーラスはシャトルが去ると同時に五飛のナタクに攻撃を仕掛けいたけど...兵士は穏やかな性格のレディ・アン特佐と厳しい性格のレディ・アン特佐のどちらに付いていけば良いのか迷っているようでした...。

オズ

オズはラグランジュポイントに点在する旧地球圏統一連合宇宙軍の制圧に乗り出したようです。

モビルドール

C102コロニーでトーラスを出す際、軍人さんの1人はコロニー内部ではトーラスのターゲットの指示が不安定になるのではと心配していたけど、上官っぽい軍人さんはモビルトールは完璧な殺人マシーンだと言って、構わずトーラスを出していました。その後、トーラスは味方機であるリーオーをターゲットにコロニーの内外で破壊活動を展開。トーラスの暴走はヒイロ・ユイの作戦によるものだったけど、無人機である事が裏目に出た形になっていました。

ゼクス・マーキス

ゼクス・マーキスは前にデュオ・マックスウェルが一緒にいたお爺さんのところで保護されていました。倒れいたところをトールギスと一緒に拾われたみたいです。

その後、大気圏脱出用バーニアを付けたトールギスで宇宙に上がっていました。

デュオ・マックスウェルが一緒にいたお爺さん

トールギスの設計に参加していた人物のようです。ゼクス・マーキスを助けていました。

お爺さんはゼクス・マーキスの事を知っていて、更にゼクス・マーキスがオズを見限った事も知っていました。

お爺さんはトールギスに大気圏脱出用バーニアを付け、ゼクス・マーキスに宇宙に上がるようにお願いしていました。

ウイングガンダム

ヒイロ・ユイはガンダムを地球に捨てて来たみたい。宇宙では目立ち過ぎて捕まる可能性が大きいから...との事です。

ガンダムデスサイズ

ガンダムデスサイズはトーラスのビームライフルを受けて右腕を吹き飛ばされていました。今までリーオーやエアリーズの攻撃は直撃していても無傷だったのに...トーラスのビーム砲はそれらとは火力が違うみたい...。

五飛

バルジをナタク単機で襲撃した五飛はバルジビーム砲の強さと、仲間のリーオーがいてもバルジビーム砲を放つオズの姿を見て、オズの汚さと強さを改めて確認。迷い無く戦える相手として認めていたみたいです。

コロニーの歴史

ヒイロ・ユイがコロニーの歴史を調べたところ...「アフターコロニー175年、コロニーにおいて大きな事件は無し」となっていて、指導者ヒイロ・ユイの暗殺は歴史から抹消されているようでした。これもオズのコロニーでの勢力が大きくなって来ているからなのかな。

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