第25話「カトルVSヒイロ」の感想・レビュー

新機動戦記ガンダムW 第25話「カトルVSヒイロ」

第25話「カトルVSヒイロ」はカトル・ラバーバ・ウィナーの謎のガンダムとヒイロ・ユイのメリクリウスが戦うお話。

カトル・ラバーバ・ウィナーとヒイロ・ユイ

カトル・ラバーバ・ウィナーのガンダムとヒイロ・ユイのメリクリウスの戦いは最初はほとんど互角に見えたけど、カトル・ラバーバ・ウィナーのガンダムが戦闘の途中でビームライフルを拾ってからはカトル・ラバーバ・ウィナーの方が優勢に進めているようでした。

戦いを優勢に進めるカトル・ラバーバ・ウィナーはヒイロ・ユイに対して仲間を殺したくないから逃げろと警告します。でも、ヒイロ・ユイの後ろにはコロニーがあり、ヒイロ・ユイはそこから逃げる気は全くないようでした。

カトル・ラバーバ・ウィナーは逃げないヒイロ・ユイに対して構わずにビーム砲を放ちます。メリクリウスの防御フィールドは謎のガンダムのビームを何度か受けたため既に展開出来なくなっていて、ビームはメリクリウスを直撃。ビームの直撃を受けたメリクリウスは後ろに飛ばされコロニー内部へと押しやられていました。謎のガンダムのビーム砲は一撃で資源衛星やコロニーを吹き飛ばすほどの威力を持っているはずなのに...コロニーも消し飛ばなければメリクリウスも大きな損傷を受けていないみたいでした...。

更にカトル・ラバーバ・ウィナーはヒイロ・ユイにトドメを刺すためにメリクリウスに向けてビーム砲を撃ちます。そこにトロワ・バートンのヴァイエイトが飛び出して来てメリクリウスの盾になっていました...。

被弾して損傷したヴァイエイトは爆発寸前だったためトロワ・バートンはヴァイエイトをその場から遠ざけます。カトル・ラバーバ・ウィナー、ヒイロ・ユイ、コロニーを爆発に巻き込まないようにするためみたい。カトル・ラバーバ・ウィナーはトロワ・バートンを助けに向かおうとするけど...ヒイロ・ユイのメリクリウスが体当たりを仕掛けて来たため、コロニーの中へと押し込まれていました。

トロワ・バートンの乗るヴァイエイトはコロニーから十分に離れたところで爆発...。トロワ・バートンは最後にカトル・ラバーバ・ウィナーが元の優しいカトルに戻る事を望んでいました...。そしてその願いが届いたのか、カトル・ラバーバ・ウィナーは元のカトルに戻っていました。

カトル・ラバーバ・ウィナーが元に戻った事で戦いもこれで終わりかと思ったら...ヒイロ・ユイだけはまだ戦闘を継続しているみたい...。ヒイロ・ユイはカトル・ラバーバ・ウィナーを殺そうとメリクリウスのビームサーベルで謎のガンダムに斬りかかっていました。そして謎のガンダムがそれをシールドで受け止めると、その後、なぜかメリクリウスのサーベルが爆発...。メリクリウスの右腕が吹き飛び、コックピットのヒイロ・ユイは気を失っていました。

ヴァイエイトが大爆発したにも関わらずトロワ・バートンの身体は消し飛ばなかったみたい。宇宙を漂流していました。

戦闘終了後、カトル・ラバーバ・ウィナーはヒイロ・ユイをコックピットから出して介抱していました。

デルマイユ公

デルマイユ公が言うにはオズの宇宙でのモビルドールの量産体制は整ったみたい。この先は量産したモビルドールを各国の紛争地域に配備して自分達の力の強大さを世界に示す事で新たな秩序を築いて行くつもりのようです。

デルマイユ公は自分達の事を「支配すべき階級である我々」と表現するなど...口から出る言葉の端々に思い上がりが見られます...。

トレーズ・クシュリナーダ

トレーズ・クシュリナーダはロームフェラ財団の人間と思われる人達の前で演説するデルマイユ公の前に出て、ロームフェラ財団の進む道に賛同出来ない事を伝えていました。

トレーズ・クシュリナーダは人間の戦う姿、戦おうとするその姿勢を大切だと感じ、そこに人間の美しさを感じているみたい。モビルドールのような心のない殺人兵器による戦争や支配の時代は恥ずべき文化だと評していました。また、戦いを求める欲求を持った人間の心を無視した完全平和を称えるコロニー思想も伝統を知らぬ世迷言と感じているようです。オズの目指す平和(力による支配)もコロニーの目指す平和(戦いを必要としない平和)もトレーズ・クシュリナーダの満足の行くものでは無いみたい。だからと言って先頭に立って自らの思想に基づく平和を目指そうとする訳でも無く、今のところは理想は持っているけど何もしない人間でしかないようです。力が不足しているからと言って何もしないのは下の下のような気がします。トレーズ・クシュリナーダは今は自分の理想を超えた新しい理想の戦士、ガンダムのパイロット達に魅力を感じているようです。自分が何もしようとしない分、どのような状況に追い込まれても絶望する事無く足掻き戦い続ける人間に惹かれているのかな...。

デルマイユ公はトレーズ・クシュリナーダからオズを没収する事を決めます。そしてトレーズ・クシュリナーダの身柄はロームフェラ財団本部に幽閉される事になっていました。

月基地

宇宙要塞バルジにいたレディ・アンは送られて来た謎のガンダムの映像をガンダムの技師達に見せようと月との連絡を取ろうとするけど連絡は取れず、その後、何度も連絡を入れるけど月基地側には全て無視されていました。

月基地ではツバロフ技師長が牢獄のエアを切ったため、牢獄に入れられているガンダムの技師達は酸欠に陥っていました。デュオ・マックスウェルと五飛の牢獄も酸欠状態になっていて、デュオ・マックスウェルは苦しそうにしていたけど、五飛は呼吸を止めて仮死状態を作り出していました。最後の最後まで望みを捨てないみたい。

月基地で何かが起こっていると感じたのかレディ・アンは宇宙要塞バルジを月面基地まで移動させます。月面基地には戦闘態勢を取ったトーラスが配備されていました。そしてツバロフ技師長からの通信が入り、そこで両者が敵対している事が明らかになり、月基地と宇宙要塞バルジは戦闘を開始していました。

レディ・アンはリーオーに乗り出撃。宇宙要塞バルジを囮に使い、リーオー隊を連れて防衛ラインを突破を目指します。そして警備の薄いゲートから月基地内部へと侵入していました。月基地内部への侵入に成功したレディ・アンは部下に生産工場の占拠を命じ、自らはリーオーを降りてガンダムのパイロットの解放へと向かいます。それがトレーズ・クシュリナーダの望みだと感じているようでした。

生産工場の占拠を目指したリーオー隊はその途中で新型モビルドールに迎撃されていました...。

空気供給システムのある部屋に入ったレディ・アンは牢獄の空気を元に戻します。でも、レディ・アンの後ろにはいつの間にかツバロフ技師長がやって来ていて、レディ・アンに対して銃口を向けていました。後ろから銃を向けられているレディ・アンはツバロフ技師長に気が付かれないように手元にあったスイッチを押し、ガンダムのパイロットのいる牢獄の扉を開放します。そして目的を達成したレディ・アンは振り返ったところをツバロフ技師長に撃たれ...その場で倒れていました...。

月面にはオズの新型モビルドールが加わり、宇宙要塞バルジのリーオー隊は次々に撃ち落されていました。そこに牢獄から出たデュオ・マックスウェルと五飛の乗る新しいデスサイズと新しいナタクが姿を現します。両機の完成度は70パーセントみたいだったけど、月面に出た2機のガンダムはオズの新型機を簡単に破壊していました。

デスサイズヘルと改良型ナタク

新型デスサイズはデスサイズヘルと言う名前のようです。新型ナタク(シェンロン)の方は名前が出ていませんでした。同じなのかな...それとも別の呼び方があるのかな...。

完成度は70パーセントだったけど、それでも十分な戦闘力を備えているみたいでした。

デスサイズヘルは鎌が二重のビーム刃になっていました。ナタク(シェンロン)の改良型は両腕が伸びるようになっていました。

ヴァイエイト

ヴァイエイトは耐久力がかなり高いようです。謎のガンダムの持っている資源衛星やコロニーを一撃で消滅させるビームライフルのビームを直撃しても消し飛ばないでいました。損傷を受けたため、その後、爆発していたけど...これがリーオーだったら直撃と同時に消え去っているところです...。

メリクリウス

メリクリウスの防御フィールドは謎のガンダムのビームライフルのビームを何度かは防げるみたいです。でも、何度か受けた後は限界が来てちゃんと防げなくなっていました。

メリクリウスは謎のガンダムのビームライフルのビームを直撃で受けても消し飛ばず、後ろに飛ばされただけで、機体に大きな外的損傷を負う事もありませんでした。防御フィールドだけでなく機体そのものの防御力も高いようです。

レディ・アン

牢獄からガンダムのパイロット、デュオ・マックスウェルと五飛を解放した後、ツバロフ技師長に射殺されていました。

ツバロフ技師長に撃たれた後、倒れてメガネの外れたレディ・アンは「穏やかなレディ・アン」になっていました。「穏やかなレディ・アン」は既にレディ・アンの中から消えているものと思っていたけど、まだ残っていたみたいです。

ツバロフ技師長

ツバロフ技師長は人間を信じないみたい。だらかモビルドールを開発したのかな...。

月基地内に侵入して来たレディ・アンを射殺していました。

新型モビルドール

月基地で戦闘に加わっていた新型モビルドールは、次回予告からするとビルゴと言う名前のようです。

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