第12話「迷える戦士たち」の感想・レビュー

新機動戦記ガンダムW 第12話「迷える戦士たち」

第12話「迷える戦士たち」は戦う事に悩む五飛がサリィに出会うお話。

サリィと五飛

サリィは旧中国山岳地帯でゲリラ活動をしているみたい。政府軍の基地を襲撃していました。サリィの故郷のようです。

そこは自治区になっていて(とは言っても中国側からどれだけの自治が与えられているか...自治とは名ばかりで中国(漢民族)の傀儡政府になってる可能性もありそう...。でも「旧中国」と言っていたから、そう言う話とは関係ないのかな...。)、オズが地球圏統一連合の解体に乗り出した今、他の多くの独立国家と同じように内戦状態になっているようでした。

この場所には、以前、非武装を説き、現武装勢力に異論を唱え、平和路線を推し進める政治指導者がいたらしいけど...暗殺されたそうです。その首謀者がブント大佐で、ブント大佐は平和路線を否定し、国家の自立のためには軍備増強こそが必要なのだと説いているようです。

襲撃を受けた基地からはブント大佐の命令でゲリラを叩くためにリーオー隊が出撃。サリィ達ゲリラは逃げていたけど...追って来たリーオー隊に追い詰められます。そこに五飛の乗るナタクが姿を表します。五飛はリーオー隊に戦うつもりは無いと言っていたけど、それでもリーオー隊が攻撃を仕掛けてくるので結局はみんな倒していました。

戦闘終了後。五飛はナタクから降りてサリィの前に姿を現します。そしてサリィに「弱いものが戦ったりするな」と言っていました。五飛には勝てないものに戦いを挑むと言う事の意味が理解出来ないみたい。サリィは自分達の行っている戦いは強い弱いとか勝つ負けるとかではなく「やらなければいけない戦い」だと言う事を五飛に伝えるけど...それでもやっぱり五飛は理解不能のようでした。

五飛はその日はサリィのところでお世話になったみたい。そして次の日、一緒に食料調達に町に出ます。町に着くと荒くれ者の軍人達がお店を荒らしていました。サリィはお店を荒らしていた軍人達を注意し、その場で軍人達と戦う事になるけど...敗北...代わりに五飛が戦って軍人達を撤退させていました。その後、五飛は河にあった小船に乗って何処かへと流れて行きました。五飛はまだ戦う事に迷っているみたい...。

夜。ガンダムが出現した情報は基地にも届いていて、ブント大佐はガンダムとゲリラ殲滅のために全力を挙げて乗り出す事を決めます。そして軍用ヘリコプターとリーオー部隊を出してサリィ達ゲリラの拠点を襲撃していました。

部隊はゲリラの拠点でパイロットの乗っていないナタクを発見。リーオーでガンダムを抑えようします。そこにオズのエアリーズが現れ...政府軍を攻撃。ブント大佐はガンダムの脅威から国を守るために支援部隊の派遣を要請したみたい。そして「それに反発した一部の兵士はゲリラ側に寝返った」と言う筋書きのようです...ナナキ少佐も死亡していました。ブント大佐はオズによる支配を望んでいて、ガンダムとゲリラを倒した後、自治権を得て元首の座に就こうとしているみたい。国(自治区)やそこに暮らしている人達の事は無視して自分の事しか考えていない人間...売国奴のようです...。

襲撃を受けているゲリラの拠点に五飛が駆けつけます。五飛はまだナタクに乗って戦う資格が無いと迷っているみたいだったけど、死に際のゲリラのおじさん2人に戦うようにと頼まれ、更にサリィが五飛の心を治すために自分の命を捨てる覚悟で敵機エアリーズの前に立った姿を見、五飛は戦う事への決意を固めたようでした。

五飛びはナタクに搭乗。ナタクを駆りエアリーズ部隊を一掃し、ブント大佐のヘリコプターも撃墜していました。

ブント大佐が死亡してもオズの支配は止まらずに続くようです。サリィは自分の正義のためにこれからも戦い続けていくみたい。五飛とはまたどこかで会う事がありそうな感じでした。

五飛はサリィの持っている心の強さ、信念への覚悟(自分の信じる正義のために戦う事の覚悟)を見て何かを学び取ったようでした。

ヒイロ・ユイ

ヒイロ・ユイは生きていて、トロワ・バートンのサーカスキャンプでお世話になっていました。意識を取り戻していたけど、自爆から1ヶ月も経っていて、その間、ずっと眠り続けていたようでした。

気が付いた時にキャスリン・ブルームをリリーナ・ドーリアンと見間違っていました。リリーナ・ドーリアンの事が気になるのかな...。

ヒイロ・ユイはオズにとってはもう死んだ人間よようです。コロニーの束縛もないみたい。

トロワ・バートン

トロワ・バートンのところにはトーラス襲撃以来何の任務も送られて来ないようでした。

トロワ・バートンはオズが再びコロニーを盾に戦って来た時には自分がどうしたら良いのか...分からないでいるみたいでした。

サーカス団

サーカス団の次の公演はオズの基地の慰問に決定していました。トロワ・バートンは軍人受けの出し物があると言って、団長さんに出し物を任されていました。

でも、トロワ・バートンは何か別に考えがあるみたい。オズの基地にガンダムを運び込むつもりなのかな?死ぬ覚悟でいるようでした。

オズ

オズは今のところコロニーに対するオズの動きは無し。地球で各軍事国家を制圧しようとしているだけのようです。

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