見始めの頃は余り面白いとは感じずに見ていましたが、話がジャブローまで進んだ辺りからは徐々に面白いと感じるようになり、アムロがサイド6の外で9機のリックドムを撃破した辺りからははっきりとした好感を持って見ていたように思います。最初はあやちゃんに言われて見始めただけであり、視聴に乗り気では無かったのですが、全話を見終わった今では「見て良かった」と感じています。

作中では登場人物に独り言が多く見られたのですが、この不自然さには、途中で幾分か慣れたものの、最後まで戸惑わされました。ただ、今となってはそれが無いと寂しく感じるのだろうと思います。それくらい皆が当たり前のように独り言を言っていました...。

描画では配色の間違いや形状の間違いが多かったように思います。中には、夢中で見ていてもそれにより気持ちが醒めてしまうほどのものもありました。姫は物語さえ良ければ絵は「上等」で無くても構わず、「普通(極端なデッサンミスが無く、配色や形状での間違いが無い当たり前の状態)」であれば良いと思っているのですが、その「普通」が保たれていなかった事は非常に残念であったと言えます。描画の間違いを目にしただけで気持ちが醒めてしまうのは、恐らく、姫が視聴者として未熟な所為なのだろうと思います...。これに就いては次からは上手く見て見ぬ振りをして行ければと思っています。その方が作品を楽しんで見る事が出来そうですので(これも、今回、アニメを見て学んだ事の一つです)。

姫が好きなキャラクターはアムロ、シャア、ハロ、ドズル・ザビ、マ・クベです。マ・クベに関してはその卑怯な姿が好きでした。(そのため、テキサスで自らモビルスーツ(ギャン)に乗って戦闘に出た事は姫としては残念な事だったと言えます。最後まで後方で悪巧みに徹していて欲しかったのですが...。)

嫌いなキャラクターはガルマ・ザビです。喋り方、仕草の殆どが気持ち悪く感じられます。

姫が好きなモビルスーツ、モビルアーマーはザクレロ、ビグザム、エルメス、ジオング、ズゴックです。嫌いなモビルスーツ、モビルアーマーはガンタンクです。

乗ってみたいモビルスーツはエルメスとジオングです。姫はニュータイプでは無いので上手く扱えないとは思いますが...。

乗りたくないモビルスーツ、モビルアーマーはボールです。人間をあのようなものに乗せて戦場に送り出すのはどうかと思います...。パイロットの戦死率が高そうです。

劇場版(特別編)に関しては、これは、オリジナルの焼き直しだと言って良いと思います。ただ、それはオリジナルをより良く仕上げていると言った焼き直しでは無く、手を入れた事によってオリジナルの部分を損なっただけの単なる「改悪」としか言えない焼き直であるように感じました。受け手(と言っても姫以外の人の事は分かりませんが)に齎される利点が何も見当たらない焼き直しであり、受け手の視点から言えばこのような物をわざわざ作る必要があったのだろうかと思ってしまう、そのような出来だったと言えます。(勿論、作り手側には手間を掛けてでも作る理由があったのだと思いますが...。)

因みに、あやちゃんは「同窓会や思い出話なら他所でやれ」と劇場版(特別編)を一蹴していました...。これは言い過ぎのように思います...。何もそこまで言わなくても良いのでは無いかと...。

「ガンダム」を見た事によって姫に齎された幸いが二つありました。一つは、あやちゃんとの共通の話題が増え、二人で「ガンダム」の話をするようになった事です。これは今では楽しい時間となっています。もう一つは、全話を見終えた後、挫折せずにやり遂げた事をあやちゃんが褒めて呉れた事です。どちらも非常に嬉しい事であり、(作品も楽しめましたが、)これらの事だけでも時間を掛けて「ガンダム」を見た甲斐があったと言えます。

姫はアニメ初心者であり、この「ガンダム」が初アニメでした。そのためか、視聴時には何かと(恐らく、初心者ならではの)苦労もあったのですが...しかし、作品そのものに就いて言えば思っていたよりも楽しめましたし、最初の方でも書きましたが、見終えた今では「見て良かった」と感じています。

劇場版(特別編)は、受け手からすると余計な事をしただけで終わってしまっているように見えました。「改悪」になるような焼き直しをするくらいなら元(劇場版のオリジナル)のままで良かったのでは無いのでしょうか...。(作り手側では手を入れた事を「余計な事」や「改悪」だとは思っていないのかも知れませんが...。)

次は「機動戦士Zガンダム」と言う作品を見る事になっています。アニメの視聴体験が今回の「ガンダム」しか無く、まだアニメに不慣れな事もあり、新たな作品を見るとなると上手に見る事が出来るかどうか不安があるですが、「ガンダム」は苦労しながらも無事に楽しむ事が出来ましたし、そちらも上手く楽しめたら良いなと思っています。不安な一方、「ガンダム」が良かった事から次が楽しみでもあります。