ゼクス・マーキス(ミリアルド・ピースクラフト)
ゼクス・マーキス(ミリアルド・ピースクラフト)
ゼクス・マーキス。本名はミリアルド・ピースクラフト。ミリアルド王家の血を引く人間で、リリーナ・ドーリアン(リリーナ・ピースクラフト)のお兄さんです。主な搭乗機体はリーオー、トールギス、ウイングガンダムゼロ(ウイングゼロ)、ガンダムエピオン。オズでモビルスーツのパイロットを務めていた時の階級は上級特尉でした。
ゼクス・マーキス(ミリアルド・ピースクラフト)はサンクキングダムを滅ぼされた復讐を遂げるためにオズに入隊。その後、復讐を果たすとオズを抜け、リリーナ・ピースクラフトの下で復興したサンクキングダムの大使として宇宙に上がり、宇宙の情勢を掴むために大使として各コロニーを訪れる一方、ゼクス・マーキスとしてオズ宇宙軍の数減らしを行っていました。オズの進攻によってサンクキングダムが崩壊した後は革命闘士ホワイトファングのカーンズに誘われてホワイトファング入り。ミリアルド・ピースクラフトの名でホワイトファングの代表に就任すると地球に対して宣戦布告し、宇宙と地球の間の戦争を引き起こします。そして巨大戦艦リーブラを地球に落として地球を寒冷化させようとするけど、ヒイロ・ユイとの一騎打ちで破れた後はヒイロ・ユイの代わりにリーブラのAブロックのエンジンを破壊し、地球へのリーブラの落下を防いでいました。ゼクス・マーキスは最後はリーブラのAブロックのエンジンを破壊した際に起こった爆発の炎に巻き込まれながら姿を消していました...。
ゼクス・マーキスはガンダムのパイロット、特にヒイロ・ユイをライバル視しているようでした。ヒイロ・ユイとの一騎打ちの戦績は1負3引き分けでした。
ゼクス・マーキスはゼクス・マーキスとミリアルド・ピースクラフトと言う名前の他にライトニングバロン、ライトニングカウント、ゼクス王と呼ばれる事もありました。侯爵(Marquis※)、男爵(Baron)、伯爵(Count)、王...大袈裟な感じの呼び名が多いです...。(※ゼクス・マーキスのマーキス(Merquise)とは綴りが違うけど...。)
ゼクス・マーキスは兵士として戦う時はゼクス・マーキス、完全平和主義国家サンクキングダムの大使として活動する時はミリアルド・ピースクラフトと名前を使い分けていたけど、革命闘士ホワイトファングの代表に就任した際にはミリアルド・ピースクラフトの方の名前を使っていました。
ゼクス・マーキスは戦士として自分の中にある甘さを嫌い、それを捨て去ろうとしていたけど、結局は最後まで捨てる事が出来ずにいました。特にルクレツィア・ノインに対しては非情になりきれないみたいでした。
ミリアルド・ピースクラフトが地球への宣戦布告を行い宇宙と地球との間に戦争を引き起こしたのは人類に戦争への恐怖を思い起こさせるためであり、それはリリーナ・ピースクラフトの理想とする完全平和の下地を作るためのものでした。完全平和のために自ら悪役を買って出たと言う事みたい。
ゼクス・マーキスは戦争を引き起こした最初の頃はリリーナ・ピースクラフトに世界の完全平和を託して自身は世界から消え去るつもりでいたみたいだけど、リーブラAブロックの爆発に巻き込まれた最後の瞬間には「誰よりも厳しく戦士としてどこまでも生き抜いてみせる」と宣言していました。生き抜くと言う覚悟を決めたゼクス・マーキス...もしかするとどこかで生きているのかも知れません...。
戦後、ゼクス・マーキスのお墓がトレーズ・クシュリナーダのお墓の隣に並べられていたけど、ルクレツィア・ノインはゼクス・マーキスはまだ生きていると信じているみたいでした。お墓はあるものの遺体は納められていないものと考えられます。ゼクス・マーキスの生死に関しては生死不明と考えて良いのかな...。
ゼクス・マーキス(ミリアルド・ピースクラフト)が登場したのは第1話~第5話、第7話~第11話、第13話~第16話、第18話~第19話、第21話~第23話、第33話~第37話、第39話~第49話。第27話、第28話は回想場面のみの登場でした。