「機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争」を見終わっての感想

機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争

全部見終わって一番最初に思った事は「これって別にガンダムじゃなくてもいいんじゃないのかな?」です。一応はガンダムの世界の片隅で起きた出来事なんだけど...ガンダムの歴史には何の影響も無い話になっていて...全体的には単なる「戦争の中に見た人間ドラマ」みたいな感じがして最後まで馴染めなかったです...。「ポケットの中の戦争」は「逆襲のシャア」の次に見たんだけど...、姫は「逆襲のシャア」が面白かった事で次の作品に対する期待を勝手に膨らませていて...そのせいで期待外れな感じが強く出てしまったせいもあるみたい...。過度の期待を持ってしまった事に反省する姫でした...。

キャラクター

最初、見始めの時は主人公のアル(アルフレッド・イズルハ)を見て「この子がニュータイプでガンダムに乗るの?」と思ってちょっとドキドキしながら見てたんだけど...違ったみたい...。ニュータイプでも無いし、ガンダムにも乗りませんでした...。姫の中にあった「ガンダムの主人公はニュータイプでガンダムに乗るもの」は勝手な思い込みだったようです...。

今までのガンダムにはニュータイプがつき物だったけど...「ポケットの中の戦争」ではそのニュータイプも一人も出てきませんでした...。クリス(クリスティーナ・マッケンジー)はガンダム(アレックス)のテストパイロットを務めていたけど...どこからどう見てもオールドタイプな感じで、モビルスーツの操縦もそんなに上手じゃないみたいだったし...、バーニィ(バーナード・ワイズマン)も極々普通の新米パイロットに見えました...。姫としてはガンダムにニュータイプが出てこないのはやっぱり寂しいかも...姫の中では(これも勝手になんだけど...)既にガンダムとニュータイプはパッケージになっていたから...。

モビルスーツ

「機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争」は一年戦争末期が部隊のお話みたいだけど...出てくるモビルスーツのデザインが時代に合ってないような感じがしてとっても残念でした...。特に、ジム寒冷地仕様、ジムコマンド、ジムスナイパーIIのデザインは七年後のグリプス戦役期のジムIIよりも時代的に新しい感じに見える部分もあります...。作品を作った時期は「Zガンダム」よりあとなんだろうけど...姫としては一年戦争の雰囲気をもう少し大切にして欲しかったです...。

最後に

「ポケットの中の戦争」は...今までのような「ガンダム」を求めていた姫にはちょっと楽しめませんでした...。でも、内容がどんな作品であってもガンダム(アレックス)と言うモビルスーツが登場している限り「これもガンダムだ」と言われてしまえばそれまでで...受動的な立場にある姫としてはそれを受け入れるしかないんだけど...その辺の事を思うとちょっと悲しかったです...。自分が思っていた「ガンダム」とは違う「ガンダム」を見せられて自分がただの一人の受け手でしかない事を改めて思い知らされました...涙。

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