「機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY」を見終わっての感想

機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY

「機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY(スターダストメモリー)」はガンダム史で言うと「ガンダム」と「Zガンダム」の間に位置するお話。姫は「一年戦争からグリプス戦役までの間にこんな出来事があったんだ...」みたいな感じで見てました。ティターンズが結成された理由が分かったのはちょっと嬉しかったです。

キャラクター

コウ・ウラキ、ニナ・パープルトン、アナベル・ガトーがお話の中軸だったけど...三人とも見てて気持ちが悪くて...あまり好きになれませんでした...。

特に一番好きになれなかったのはニナ・パープルトンです...。コウ・ウラキとアナベル・ガトーに戦って欲しくなかったり、昔の恋人さんだったアナベル・ガトーに死んで欲しくないのは分かるけど...、コウ・ウラキを一人残してアナベル・ガトーと一緒にコウ・ウラキの前から去るのはちょっと酷いかも...。もしニナが「コウの事は好きだけど、昔恋人だったガトーにも死んで欲しくないの」って思ってるんだったらちゃんとそう言わないとダメだと思う...。あれだともし違っていてもコウ・ウラキは「ニナはガトーを選んで俺はフラれたんだ」って思っちゃっうかもしれないから...。ニナは相手への配慮が少ない人間なのかな...。姫のニナに対する感想は「何で戦場にいるんだろう...ニナ・パープルトン」です...。戦いが終わってコウ・ウラキと再開した際には少し困ったような素振りのあとに最後は笑顔を見せていたけど...姫だったら合わせる顔が無いと思う...。コウ・ウラキのためを思っての笑顔だったと思いたいけど...自分が楽になりたいためのものだったら嫌かも...。

コウ・ウラキは打倒アナベル・ガトーに執念を燃やすけど...結局最後まで勝てなくて...ちょっとジェリド・メサみたいな感じがしました...あまり好きになれなかったです。ガトーに勝てないだけでなく、そのガトーのために(ガトーは悪くないけど)ニナを失ったのは可哀想だったけど...。

アナベル・ガトーは散っていった仲間たちのために頑張ってる姿や自分の信念を通そうとしている姿には少しだけ好感が持てたけど...でも連邦に対しての復讐心を強く持っている感じがあって...やっぱり好きになれませんでした...。姫は復讐心で戦争をする人は嫌いです...。

そう言えば...「機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争」に続いてニュータイプが一人も出てこなかったような気がする...。ニュータイプがいないとちょっと寂しいです...。

モビルスーツ

姫の中のガンダムのイメージは「その時代を代表する高性能の汎用型モビルスーツ」だったんだけど...ガンダム試作一号機、ガンダム試作二号機、ガンダム試作三号機は三機とも「汎用型モビルスーツ」とは言えなくて...姫としてはちょっと裏切られたような感じを受けました(姫が勝手に思い込んでただけなんだけど...)。ガンダム試作一号機はフルバーニアンに換装しないと宇宙ではジム以下...、ガンダム試作二号機は重装甲で核弾頭搭載型...、ガンダム試作三号機はほとんどモビルアーマー...どれも使い道がかなり限定されている感じがします...。試作機だからそれでもいいのかな...。でも「ガンダム」にする必要がないような気もするけど...。その内に水中専用ガンダム、砂漠専用ガンダム、寒冷地専用ガンダムとかも出てくるのかな...それは嫌かも...。

ジム系モビルスーツはパワードジム、ジム改、ジムカスタム、ジムキャノンIIが出てたけど...どれも「Zガンダム」に出ていたジムIIよりも時代的に新しい感じに見えました...。もしかしたら「ガンダムZZ」に出ていたジムIIIよりも新しく見えるかも...。「0080 ポケットの中の戦争」もそうだったけど、時代背景に沿ってないモビルスーツを見ると少し醒めちゃいます...。

最後に

「ガンダム」から「Zガンダム」までの歴史の空白が少し埋まったのは嬉しかったけど...作品的にはあんまり面白くありませんでした...ちょっと残念...。姫としては「逆襲のシャア」は面白かったけど、それ以降の「0080」、「F91」、「0083」はどれも面白みに欠けていて...そう言うのが三作品も立て続けにくると「次」もちょっと不安かも...。まさか「逆襲のシャア」がピークだったなんて事はないよね...?姫は「見るからには期待して見ないと作った人に失礼」だと思ってるので次回作も期待に胸を膨らませた状態で見始める事になると思うけど...見終わったあとに「勝手に期待していた姫が悪かったのかも...反省」ってならなけらばいいと思います...。

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