アビゴル

アビゴル

アビゴル。ザンスカール帝国軍の可変型モビルスーツ。主なパイロットはゴッドワルド・ハイン。全体的な姿形は水陸両用可変型モビルスーツのガルグイユに似ています。ザンスカール帝国軍のモビルスーツは目を2つ持ったモビルスーツが多いけど、このアビゴルには目が3つありました。

アビゴルは普通のモビルスーツと比べると大型で、その分、Vガンダムやゾロアットなんかよりもかなり出力が高いように見えました。その出力の高さはマシンパワーや火力の高さ、(モビルアーマー形態時の)機動力の高さに現れていて、姫としてはアビゴルはアビゴルが登場した同時期のモビルスーツの中では最も戦闘力の高いモビルスーツなんじゃないかなって思います。

アビゴルは可変型モビルスーツでモビルスーツ形態からモビルアーマー形態へと変形する事が出来ました。アビゴルのモビルアーマー形態はモビルスーツ形態から手足を少し縮めただけの簡単な変形だけど、推進力を機体後方(モビルスーツ時の機体下方)に集中する事で高い機動力を発揮していました。

アビゴルの主な武器は鎌状のビームの刃を発生させる棒、2つのビームが合わさって1つのビームの刃を作るビームサーベル。鎌状のビームを発生させる棒は2つあって、それを1つに合わせて棒の両端にビームの刃が来るようにして使います。これは敵機を切り付けるだけでなく、グルグルと回転させて敵機に向かって飛ばし飛び道具として使う事も出来るみたいでした。2つのビームが合わさって刃を作るビームサーベルは出力が非常に高そうでした。

モビルアーマー形態時のアビゴルの主な武器は頭部の上方にある高火力ビーム砲、背中にあるサメのフィンのような形のから発生させて飛ばす三日月型のビームの刃。頭部の上方にある高火力ビーム砲はビームシールドを発生させる事も出来るみたいでした。

アビゴルは作品中ではゴッドワルド・ハインの乗っていた一機のみが確認されています。ウッソ・エヴィンのVガンダムとの戦闘でゴッドワルド・ハイン機が撃墜されて以降はアビゴルの姿を見る事はありませんでした...。量産はされなかったみたいです...。アビゴルは登場した当時としては高い戦闘力を持った機体だったかも知れないけど、機体が大きかったり、汎用性に欠ける部分もあって...使い勝手があんまり良くなさそうだったから量産には向いてないのかな...。仮に量産されていたとしても、少し後にはタイヤ付きみたいな宇宙、空、陸、海と場所を問わずどこでも活動出来る汎用性の高いモビルスーツや、V2ガンダムみたいな小さくても高出力で汎用性の高いマシンが出て来るから...結局は行き場を無くして消えて行ったんだとは思うけど...。

アビゴルが登場したのは第15話、第22話。

TOPへ