第26話「燃えつきない流星」の感想・レビュー

新機動戦記ガンダムW 第26話「燃えつきない流星」

第26話「燃えつきない流星」はヒイロ・ユイとカトル・ラバーバ・ウィナーが月基地を脱出するお話。

トレーズ派

オズの解体を望むトレーズ・クシュリナーダに対して戦力保持のためにオズの解体を望まないデルマイユ公はトレーズ・クシュリナーダを幽閉していました。

そしてオズの内部ではモビルドールの使用に反論を唱えたトレーズ・クシュリナーダを支持し、同じくモビルドールに反対する人間...トレーズ派と名乗る者達がロームフェラ財団に反旗を翻していました。これによってオズの戦力は二分されたようです。

オペレーション・ノヴァ

ロームフェラ財団は宇宙でのモビルドール製造ラインを完成させ、それを地球に降下させる作戦を行ってました。反抗の可能性のある地域を攻撃してロームフェラ財団の支配下に入る事を強要するのが目的のようです。トレーズ派を叩いていました。

月基地での内乱

ヒイロ・ユイとカトル・ラバーバ・ウィナーは捕らえられて月基地に連行され、カトル・ラバーバ・ウィナーの乗っていたガンダムも回収されて月に運び込まれていました。ガンダムのパイロットは反乱分子(トレーズ派など)の象徴として扱われる前に処刑、ガンダムも月面基地で廃棄処分される予定のようでした。でも、ヒイロ・ユイとカトル・ラバーバ・ウィナーは処刑が行われる前に月基地内部のトレーズ派によって保護されたため処刑されずに済んでいました。そしてトレーズ派によって助け出された後、トレーズ派のアジトに連れて行かれ、そこで脱獄して月基地内で潜伏中のガンダムの技師達と再開していました。

トレーズ派のアジトに着いてからはカトル・ラバーバ・ウィナーの脳波の検査を行ったり、現在の状況、カトル・ラバーバ・ウィナーの乗っていたウイングゼロ、完璧な戦士についてなどの話をして過ごしていたけど...いつの間にか敵(非トレーズ派)にアジトに包囲されていました...。そしてトラント特尉に命の保障と交換にガンダムのパイロットを引き渡すように要求され、5人の技師達はヒイロ・ユイとカトル・ラバーバ・ウィナーを差し出していました。トラント特尉はガンダムのパイロットのデータが欲しいようでした。

ヒイロ・ユイとカトル・ラバーバ・ウィナーは投降し、5人の技師達はヒイロ・ユイ達に対する人質になっていました。ヒイロ・ユイはウイングゼロに乗せられ、モビルドールのデータとの戦いを測定されていました。でも、その途中でヒイロ・ユイが暴走...基地内で暴れ出して応戦に当たるビルゴを次々に破壊していました。ウイングゼロのシステムがヒイロ・ユイを狂わせたみたいです。

暴走するヒイロ・ユイを止めるためにカトル・ラバーバはメリクリウスに乗り込み、ウイングゼロの前に立ちます。そしてウイングゼロとメリクリウスの両機を取り囲むように防御フィールドを発生させ、ヒイロ・ユイに戦いを止めるように求めます。ヒイロ・ユイが戦う事を止めないなら自爆してでも止めるつもりみたい。

カトル・ラバーバ・ウィナーは機械に頼って戦う力を得る事は間違いで、ウイングゼロのような機体は必要無いと感じているようでした。そして自分もヒイロ・ユイもこの宇宙には必要無いとヒイロ・ユイに訴えかけます...。カトル・ラバーバ・ウィナーの必死の叫びを聞いたヒイロ・ユイは苦しみ、ウイングゼロのコックピットから機体の外へと落ちていました。ウイングゼロの機体の外に出たヒイロ・ユイは正気に戻り、カトル・ラバーバ・ウィナーの「戦ってはいけない」と言う言葉にリリーナの幻影を見て気を失っていました。

コックピットから落ち出たヒイロ・ユイはなぜか金色に光っていました。そしてカトル・ラバーバ・ウィナーはヒイロ・ユイからその金色の光を手に取って胸に当て...それが「地球にいる人」だと分かっていました。この2人はどうなってるんだろう...。

この宇宙に自分達は必要無いと感じたカトル・ラバーバ・ウィナーは地球に行く事を決めていました。その後、メリクリウスは爆発。カトル・ラバーバ・ウィナーはその間にシャトルに乗り込み、ヒイロ・ユイを連れて月基地を脱出していました。

カトル・ラバーバ・ウィナーは、多分、メリクリウスの爆発でウイングゼロを破壊しようとしたんだと思うけど、自爆したメリクリウスの直ぐ側にあったウイングゼロはメリクリウスの自爆による爆発後もその形を留めていました。

ウイングゼロ

ウイングゼロのコックピットにはパイロットの脳波に作用して戦闘能力を高めるシステムが搭載されているみたい。詳しくは分からないけど、戦う精神派をコックピットで増幅させパイロットに通常の能力以上の結果を出させる仕組みを持ったもののようです。

ウイングゼロを回収した月基地ではツバロフ技師長が破壊命令を出していたけど、トラント特尉はウイングゼロに興味があって、パイロットのデータを取ってから解体するつもりでいたみたい。勝手に実験テストを行っていました。実験ではテストパイロットがモビルドール並みの反応を示し、ヒイロ・ユイではそれ以上の結果が得られていました。

ウイングゼロのシステムは人間の思考のバランスを狂わすようです。前回のカトル・ラバーバ・ウィナーや今回のヒイロ・ユイの異常な暴走もウイングゼロのシステムによる影響があったみたい...。

カトル・ラバーバ・ウィナー

カトル・ラバーバ・ウィナーはトロワ・バートンに申し訳ないと思っているみたい。月基地ではヴァイエイトを見て謝りながら泣いたり、ガンダムの技師にトロワ・バートンの捜索をお願いしていました。

ウイングゼロのコックピットシステムは完全に完成していて、この事についてはカトル・ラバーバ・ウィナーは知らなかったみたい。

カトル・ラバーバ・ウィナーは機械に頼って戦う力を得るシステムを搭載したウイングゼロを否定していました。

カトル・ラバーバ・ウィナーは金色に光るヒイロ・ユイから金色の光を自分の手に取り、それを胸に当てて内容らしきものを読み取っていました。金色に光るヒイロ・ユイも変だけど、それを手に取って読み取るカトル・ラバーバ・ウィナーも変だと思う...。両方とも普通ではないです...。

ビルゴ

ビルゴはメリクリウスのような防御フィールドを展開出来て、ヴァイエイトのような火力の高いビーム砲を持っているモビルドールのようです。これが以前に言っていたヴァイエイトとメリクリウスの量産機なのかな...。それぞれの量産機を作っているのかと思ったけど、両方の良いところを合わせ持った機を作っていたみたい。

防御フィールドは外からの攻撃を遮断する一方で内側からのビーム攻撃は通すようです。実体シールドやビームシールドよりも使い勝手が良さそうです。

ガンダムの技師達

5人の技師は牢獄から出て、トレーズ派と一緒に月基地内に潜伏していました。

自分達の事を「オズと共に宇宙にとって必要ない狂った存在」だと認識しているようでした。

ドクターJがヒイロ・ユイとカトル・ラバーバ・ウィナーを前にして「人間狂って結構。それが戦争だ」って言っていたけど、これって2人に狂っては駄目だと言う事を感じさせるためにワザと逆に言った言葉なのかな...。

老子O

ガンダムの技師達はガンダムのパイロット達の戦士としての精神の確立が不完全だと言う事をちゃんと把握していたみたい。そして老子Oは前回のカトル・ラバーバ・ウィナーの暴走でそれが露呈したと言っていました...。視聴者にはもっと前から露呈してたのに...物語の中では今頃のようです...。

あと、「ガンダム」と言う高性能の機体のお陰で見え難いだけでガンダムのパイロット達は技術的にも未熟なように思えます。技師達の評価ではその辺りは問題無い事になっているようだったけど...。

デスサイズヘルとナタク

デスサイズヘルとナタクの完成度は前回は70パーセントだったのにいつの間にか80パーセントに上がっていました。両機は後は微調整を残しているだけで、自分達でも時間をかければ完璧に仕上げられるらしいです。

レディ・アン

レディ・アンの生死は確認されていないみたいです。

ヴァイエイト

ヴァイエイトの残骸は月基地に回収されていました。でも、結構形が残っているみたい...大爆発だったのに...。

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