第22話「独立を巡る戦い」の感想・レビュー

新機動戦記ガンダムW 第22話「独立を巡る戦い」

第22話「独立を巡る戦い」はミリアルド・ピースクラフトがサンクキングダムの親善大使として宇宙で活動するお話。

ミリアルド・ピースクラフト

ミリアルド・ピースクラフトはサンクキングダムの親善大使としてコロニーに入り、レディ・アン(穏やかな方)と対面していました。ミリアルド・ピースクラフトは宇宙コロニーとオズの併合による体制の変化が与える地球への影響を見極めるために宇宙にやって来たみたいでした。

レディ・アンと言葉を交わしたミリアルド・ピースクラフトはレディ・アンから「宇宙での自由なる行動」の許しを得ていました。

その後、ミリアルド・ピースクラフトは旧地球圏統一連合の軍事コロニーのD120コロニーに入ります。そこでギンター代表の祖父とお互いの考えや意見を交換していました。ミリアルド・ピースクラフトも連合も地球の平和を願っている点では同じみたい。

ミリアルド・ピースクラフトはコロニーの武装については新たな軍事国家が生まれるだけならさほど問題ないが、オズに騙されているのであれば見過ごせないと感じているようでした。

ミリアルド・ピースクラフトがD120コロニーにいる時にオズのモビルドール部隊(トーラス部隊)が襲撃を仕掛けて来ます。レディ・アンではなくニコル特尉がデルマイユ公で動いたようでした。ミリアルド・ピースクラフトはトールギスで出撃して迎撃に参加。親善大使としてではなくゼクス・マーキスとして旧連合に協力していました。

ゼクス・マーキスがトーラス部隊と交戦しているとそこに地球にいるトレーズ・クシュリナーダからの通信が入って来ます。トレーズ・クシュリナーダは今のオズについてや自分の力の無さについて語った後、最後にレディ・アンを救ってくれとゼクス・マーキス(ミリアルド・ピースクラフト)に頼んでいました。レディ・アンは兵士としてトーラスに乗り、この戦闘に参加していました。

宇宙要塞バルジではバルジビーム砲の発射の用意を進めていました。D120コロニーでは民間人を大型シャトルに乗せて避難させたみたいだったけど...ニコル特尉は例え民間人が避難していなくても構わず発射するつもりみたいでした。更に戦場にはレディ・アンもいたけど...それも問題にしていないみたい...ニコル特尉は用意が出来るとバルジビーム砲を発射していました。

でも、宇宙要塞バルジから放たれたビームはD120コロニーから逸れていました。トロワ・バートンがコントロールルームのような部屋に入って軌道を変えて阻止したみたい。レディ・アンは搭乗機トーラスごとゼクス・マーキスのトールギスが戦線から離脱させたため無事でした。トロワ・バートンがビームを逸らしてくれたので逃げなくても結果的には助かっていたかも知れないけど...。

ゼクス・マーキスはトールギスでレディ・アンの乗るトーラスを宇宙要塞バルジに運んでいました。

宇宙コロニーD120

宇宙コロニーD120はかつての地球圏統一連合の宇宙軍の司令部で、宇宙での地球意思としての立場を取り続けるコロニーのようです。司令官セプテム将軍の子息、ギンターがコロニーの代表者を務めています。

宇宙コロニーD120の旧連合の人達はオズが後押しするコロニー独立政策を問題視しているようでした。宇宙の軍事化、武装は地球への脅威であり、オズの独裁を恐れているみたい。そして、より強力な力を持とうとしているオズを叩く考えでいました。ギンター代表は話し合いの方向もあるとしていたけど...戦おうと考えている人の方が多いみたい。

戦いたがっている人間が多い中、ギンター代表の祖父は宇宙に上がって来ているゼクス・マーキスとの話を持つ事を提案。ギンター代表の祖父はその後、D120コロニーにやって来たゼクス・マーキスと意見交換をしていました。お互い地球の平和を願う者として。

ギンター代表の祖父の話ではこのコロニーは本当は連合がオズに倒された時に直ぐに降伏するつもりだったみたい。でも、宇宙から自分達がいなくなれば宇宙は安定した大地を求めて地球を攻めると考え、宇宙に残ったようでした。

オズのトーラス部隊が襲撃して来た際、ギンター代表の祖父はコロニーを沈める覚悟が出来ているようでした。コロニーが戦争で破壊されて沈むところを見て、宇宙に軍事力を持ち込ませる事、宇宙が軍事力を持つ事の過ちに人々が気が付けばと...そのための犠牲になるならばと考えたみたい。

D120コロニーはバルジビーム砲が逸れたため破壊を間逃れていました。

宇宙でのオズ

オズはコロニーへの武力制圧は行わずにコロニー国家への編入を勧告して行っているようです。

デルマイユ公はコロニーが国家として軍事化をすれば地球の各国はそれを脅威に感じてオズの支配を求めて来ると考えているみたい。

オズは宇宙を軍事工場化し、宇宙で作ったモビルドールを地球に降下させるつもりのようです。そして地球での多くの紛争を一気に片付けるつもりでいるみたい。

オズは月基地にモビルドール工場を作ることを決定していました。対地球用の兵器としてモビルドールを作るつもりのようです。

トレーズ・クシュリナーダ

レディ・アンはトレーズ・クシュリナーダこそが世界を治めるのに相応しいと思っているようだけど、トーレズ・クシュリナーダには世界を治めるつもりはないみたい...。

今のロームフェラ財団とオズはトレーズ・クシュリナーダの思った方向には進んでいないようです。そして膨れ上がる力と共に変わって行くオズを、今の流れを変える力はトレーズ・クシュリナーダには無いみたい。

トレーズ・クシュリナーダはレディ・アンの事が好きみたい。でも、好きなのは昔のレディ・アンのようです。今の二重人格的なレディ・アン、自分の事を想うあまり2つの心を持った女性の姿に心を痛めていました。

レディ・アン

世界の平和のためにはトレーズ・クシュリナーダが世界を治めるべきだと考えているみたい。でも、トレーズ・クシュリナーダが世界を治める事を拒否したため少し気持ちが沈んでいるようでした。そして自分の宇宙での指導者としての仕事も終わったと感じているようでした。

レディ・アンはニコル特尉にまだオズの兵士としての任務が残されていると、トレーズを支えるオズの兵士として働く事が残っていると言われ、D120コロニー襲撃の際にトーラスに乗り込んで出撃していました。でも、戦場で色々と迷っていたみたい。

その後、戦場に身を置いたレディ・アンの心は「トレーズ・クシュリナーダの為に戦う」に向かって行き、戦闘後に宇宙要塞バルジに帰って来た時には以前の厳しいレディ・アンに戻っているようでした(完全にかどうかは分からないけど...)。

穏やかだった頃のレディ・アンはロームフェラ財団の考えでは多くの血が流されるだけだと思っていて...モビルドールを地球へ降ろすつもりは無いみたいだったたけど、元に戻ったレディ・アン(好戦的)はその辺りはどう考えているんだろう...。ミリアルド・ピースクラフトにも穏やかに対応していたけど...また人当たりが厳しくなるのかな...。

強者の支配する世界

レディ・アンは強者が世界を治めればそれだけで地球は平和になると考えているみたいだったけど、平和ってそんなに単純なものなのかな...。賢者が治めればとか強者が治めればとか...話としては確かにあるけど...。

ニコル特尉

ニコル特尉は親善大使としてやって来たミリアルド・ピースクラフトを見て裏切り者のゼクス・マーキスがやって来たとロームフェラ財団のデルマイユ公に報告していました。そしてデルマイユ公にゼクス・マーキスが話し合いを持とうとしている旧連合の軍事コロニーを叩けと命令されていました。ニコル特尉は裏切り者を信用しない人間のようです。

デルマイユ公の命令を受けたニコル得意はD120コロニー襲撃の指揮を取り、レディ・アンの乗るトーラス諸共沈めようとしていたけど...失敗に終わっていました。

ニコル特尉は宇宙要塞バルジに戻って来たレディ・アン(厳しい方)に銃を向けられ、その後、他の兵士達によって連行されていました....用済みのようです...。

トロワ・バートン

トロワ・バートンはD120コロニーに向けられていたバルジビーム砲をコントロールルームのような部屋に入って軌道を変える事でD120コロニーにビームが当たらないようにしていました。

ツバロフ技師長

ツバロフ技師調は宇宙での軍事強化を目的としたモビルドール生産のために地球から月基地へと向かっていました。

五飛とナタク

五飛はナタクでツバロフ技師長の乗るシャトルを襲撃します。でも、ナタクは弾も無く、燃料も無く、推進機能もほとんど無い状態で...月から迎撃にやって来たリーオー隊に無抵抗のままで攻撃を受けていました。

反撃しないナタクの姿を見たツバロフ技師長はリーオー隊に破壊ではなく捕獲を指示します。ガンダムに興味があるみたい。月基地に持って帰るつもりでいました。

五飛はシャトルで月に向かうモビルドールの技師長の抹殺が目的で近づいたのかと思ったら、本当は捕まる事が目的だったみたい。全て予定通りのようでした。

サンクキングダム

サンクキングダムは復興中のようです。

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