第11話「幸福の行方」の感想・レビュー

新機動戦記ガンダムW 第11話「幸福の行方」

第11話「幸福の行方」はデュオ・マックスウェルとカトル・ラバーバ・ウィナーがマグアナック隊の基地でお世話になるお話。

デュオ・マックスウェルとカトル・ラバーバ・ウィナー

上空にはオズの警戒機が飛び交っていてデュオ・マックスウェルは移動しあぐねているようでした。そこにカトル・ラバーバ・ウィナーが声をかけてきます。カトル・ラバーバ・ウィナーとマグアナック隊は少し大きな砂嵐が来るのでその時に砂漠を渡るつもりで、誘われたデュオ・マックスウェルはカトル・ラバーバ・ウィナー達と一緒に行く事にしていました。砂漠には地球圏統一連合にもオズにも属さない中東諸国の軍の基地があるみたいで、カトル・ラバーバ・ウィナー達はそこに逃れるつもりみたい。

デュオ・マックスウェルのガンダム、カトル・ラバーバ・ウィナーのガンダム、マグアナック隊は砂嵐の中、砂漠を渡って基地へと到着。基地は砂漠の地下にあり、ラシード隊長はそこをマグアナック隊の基地だと言っていました。基地に入ったカトル・ラバーバ・ウィナーはサダウル司令官に迎え入れられていました。

マグアナック隊の基地は地上の町に繫がっていて、町ではマグアナック隊40機が無事に帰還したお祝いが行われていました。この町は連合軍に反抗し続けて自国自衛に徹し続けている町のようです。

町に入ったデュオ・マックスウェルとカトル・ラバーバ・ウィナーは建物の中で自分達の目的や行動についてを話し、コロニーからやって来た事、ガンダムに乗っている事、コロニーの平和を乱したオズへの報復を目的としている事...と2人の類似点の多さを確認していました。恐らく他の3人のガンダムパイロットもその辺りは同じなんだと思います。

オズの襲撃

マグアナック隊の基地のある町にマグアナック隊が帰還した後、オズの偵察隊が町にやって来ていました。偵察隊は反抗する中東軍が潜伏しているとの情報を受けての用心のための見まわりだと言って町側に休息と少々の食料と水を求めていたけど、本当は町に爆弾を仕掛けるためにやって来たみたい。町に20箱の爆弾を置いて引き上げていました。マグアナック隊の基地だと言う事がばれているみたいでした。

マグアナック隊の人達はオズの偵察隊が置いていった爆弾の箱に気が付くけど、爆弾には動かせない細工がしてあるようでした。爆発時刻は深夜12時。それまでに降伏しなければ爆弾の爆発と共に町に攻め込んで来る...そう言う事みたい。

マグアナック隊ラシード隊長は襲撃して来る敵の包囲の一角を突いて一般人を逃がしつつ交戦する作戦を選びます。作戦の中には2機のガンダムを完全に逃がす事も重要な任務として入っていました。

その夜。12時丁度に町の爆弾が爆発。マグアナック隊は基地から出撃し、町の周囲に展開していたオズのトラゴス隊と交戦に入ります。その中でオズの輸送機を占拠...ガンダムを逃がすためのもののようでした。

デュオ・マックスウェル、カトル・ラバーバ・ウィナー、そして2機のガンダムはマグアナック隊が占拠した輸送機よって無事に脱出していました。「ガンダムが戦えばコロニーが犠牲になる」と言う事でデュオ・マックスウェルもカトル・ラバーバ・ウィナーもガンダムを出して戦う訳には行かないようだったけど、デュオ・マックスウェルは逃げ際に輸送機からガンダムの砲で敵機を攻撃。お世話になったせめてもの恩返しみたい。

マグアナック隊と町の人々に触れたデュオ・マックスウェルとカトル・ラバーバ・ウィナーは戦う以前に「コロニーとの心の統一」が必要だと痛感しているようでした。

カトル・ラバーバ・ウィナー

カトル・ラバーバ・ウィナーはウィナー家の跡取りのようです。ウィナー家はアラブ諸国でも有数の発言力と財力を持っているみたい。でも、争いを好まないみたいで、カトル・ラバーバ・ウィナーは勘当同然で飛び出して来ているそうです。

デュオ・マックスウェル

デュオのフルネームはデュオ・マックスウェルと言うようです。

本人曰く、逃げも隠れもするけど嘘は言わないらしいです...。

トラゴス

ホバー型とモビルスーツ型があるみたい。両機とも以前にも登場している場面があって...勝手に(可変している画も無いのに)「可変型かな?」って思っていたんだけど、可変型ではなく別々のタイプのようです。ホバー型は接近戦には向かないようです。

マグアナック

マグアナックにもトラゴスと同じようにホバータイプがあるみたい。こっちは可変型ではないのかな?

ガンダム01

ヒイロ・ユイの手によって自爆した「ガンダム01」はオズによって回収されていたけど、肝心な部分はほとんど破壊されているようでした。

「ガンダム01」はトールギスの後継機で、基本的にはトールギスの技術が応用出来るみたい。ゼクス・マーキスはレイク・ビクトリア基地に運んで「ガンダム01」を修理するつもりでいるようでした。

ゼクス・マーキス

ゼクス・マーキスはヒイロ・ユイとの決着をつけたかったみたい。死んだだろうと思いながらもヒイロ・ユイの生存を望んでいました。

レディ・アン

レディ・アンは前回のコロニーを直接攻撃しようとした件でトレーズ・クシュリナーダに謝っていました。でも、レディ・アンのお陰で反抗がコロニー全体ではなく一部の人間によるものだと分かった事もあり特にお咎めは無いみたいでした。

レディ・アンはトレーズ・クシュリナーダに命じられてモスクワから宇宙に上がる事になりました。目的はガンダムの支援者を叩く事のようです。

モスクワ

トレーズ・クシュリナーダ曰く、「オズを理解出来る高貴な人々が数多く住む街」だそうです...。

リリーナ・ドーリアン

リリーナ・ドーリアンはドレスを着てパーティーに参加。招待状を持たずに会場を訪れたみたいだったけど、ウェリッジ公爵(侯爵?)のお陰で会場に入る事が出来ていました。

会場にはレディ・アンもやって来ます。ウェリッジ公爵がトレーズ・クシュリナーダと話をしたくて呼んだらしく、レディ・アンはその代理のようでした。リリーナ・ドーリアンはレディ・アンがこの会場にやって来るのを知っていたみたいです。そしてリリーナ・ドーリアンのパーティー参加の目的はこのレディ・アンの殺害にあったようです。父の敵を討つつもりみたい...。

レディ・アンに会ったリリーナ・ドーリアンは銃を取り出してレディ・アンに向けて発砲します。しかし、弾はレディ・アンには当たらず、胸にあった薔薇を散らすだけに終わっていました。殺害に失敗したリリーナ・ドーリアンは護衛兵に応戦され、会場から逃げ出します。ウェリッジ公爵と他の貴族の人達の助けもあって上手く会場から逃げ出せたみたいでした。

その後、リリーナ・ドーリアンは会場の外に出て路地を逃げているところで敵兵に捕らえらるけど、そこにやって来たノインによって無事(?)保護されていました。兵士達はレディ・アンの命令だとリリーナ・ドーリアンの保護に抵抗を見せたけど、ノインはトレーズ・クシュリナーダの許可があると言っていました。

ウェリッジ公爵(侯爵?)

ウェリッジ公爵はピースクラフト家と親しくしていたようです。

ウェリッジ公爵によるとピースクラフト家は平和を望んでいたけど、争いから利益を得ようとしていた地球圏統一連合に邪魔者として滅ぼされたみたい。

リリーナ・ドーリアンを見た時にリリーナの事を「カテリーナ」と呼んでいました。この「カテリーナ」が誰の名前かは分からないけど、リリーナの本名なのかな?でも、リリーナの本名はドーリアン外務次官の言葉からすると「リリーナ・ピースクラフト」のようだから...もしかするとお母さんの名前?

ロームフェラ財団

ウェリッジ公爵の話しによるとロームフェラ財団(確かトレーズ・クシュリナーダが上級幹部を務めているところだったと思います)は最初は地球圏統一連合を否定していたらしいんだけど、その後、一緒になって武力を振りかざし始めたそうです。それがオズなのかな...。

ヒイロ・ユイとトロワ・バートンと五飛

3人とも今回は出番無しでした...。

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