第10話「ヒイロ閃光に散る」の感想・レビュー

新機動戦記ガンダムW 第10話「ヒイロ閃光に散る」

第10話「ヒイロ閃光に散る」はヒイロ・ユイのガンダムが自爆するお話。

トーラスの輸送

オズはトーラスに新開発の機動システムを組み込むためレイク・ビクトリア基地からシベリア基地までのトーラスの輸送を計画していました。レディ・アンが言うにはレイク・ビクトリア基地の設備警備が信用できないためのようです。

トーラスの輸送計画はアフリカ、アラビア半島を得て、そこからオズの勢力地を経由してシベリアへと運び込む予定で、更にレディ・アンはこのトーラス輸送計画の中でガンダムを誘い出して一気に殲滅するつもりでもいたみたい。

作戦を指揮するレディ・アンはゼクス・マーキスにトールギスのみでガンダム01の迎撃に当たるように指示。ゼクス・マーキスにガンダムを討つための機会を与えると言う名目だったけど...失敗してもゼクス・マーキス1人のせいにしようとしていたみたい。ノインには司令部で補佐を務めるように命令していました。

トーラス襲撃

トーラスは空路と陸路に分かれて運ばれていました。

カトル・ラバーバ・ウィナーは陸路を選び、「ガンダム04」率いる部隊でオズの輸送列車を襲撃...そこにデュオの乗る「ガンダム02」も現れ、輸送列車を倒して止めていたけど、積荷はトーラスではなくリーオーでした。陸路は囮だったみたい。

空路を選んだトロワ・バートンは「ガンダム03」で輸送機と給油基地を襲撃。そこにヒイロ・ユイの「ガンダム01」もやって来ます。「ガンダム01」出現の情報を聞いたゼクス・マーキスはトールギスで出撃し、「ガンダム01」に攻撃を仕掛けます。ゼクス・マーキスは最初は機動力の高さと火力の高さを使って攻撃をしていたけど、直ぐにビームサーベルでの戦いを「ガンダム01」に挑み、ヒイロ・ユイもそれを受けていました。剣を交えたゼクス・マーキスはトールギスの全てを使わなくても「ガンダム01」を倒せると感じているようでした。

4機のガンダムが出現したところでレディ・アンは宇宙要塞バルジを呼び出します。そしてオズにはミサイルによってコロニーを攻撃する用意があるとガンダムのパイロットを脅していました。オズは旧連合のミサイル衛星を全て押さえていて、それを使うつもりでいるみたい。

レディ・アンはミサイルでコロニーを攻撃しない条件としてパイロットの降伏とガンダムの引き渡しを要求。ゼクス・マーキスはそれはトレーズ・クシュリナーダの望むところではないとレディ・アンを止め、ノインもオズの目的は反乱分子の殲滅であり、民間人を巻き込む戦いをトレーズ・クシュリナーダは望んではいないとレディ・アンに進言するけど...聞き入れられず、ノインはその場で頬を思いっきり叩かれていました...。レディ・アンは要求が通らない場合は本当にコロニーを破壊する気でいるみたいでした...。

ガンダム01の自爆

コロニーを人質にするオズ(レディ・アン)に対し、ドクターJからの通信が入ります。そしてコロニーはオズとの戦いを望んでいない事、ドクターJ個人がオズに戦いを挑んでいると言う事をオズ側に伝え、降伏を宣言していました。

ドクターJの通信を聞いていたヒイロ・ユイはガンダムのコックピットから姿を現します。そして自爆...ガンダムはボロボロになり、ヒイロ・ユイは自爆の衝撃に飛ばされて地面に落ちていました。ヒイロ・ユイの頭部からはかなりの出血がみられました...。

ゼクス・マーキスはガンダムのパイロットが少年だった事を知り驚いていました。

ヒイロ・ユイ以外の3体のガンダムもコロニーが人質と言う事で全て撤退。ヒイロ・ユイはトロワ・バートンのガンダムの手に握られ、その場から運ばれていました。

コロニー人質作戦で「ガンダム01」を破壊に追いやったレディ・アンだったけど、レディ・アンの下にはトレーズ・クシュリナーダからの連絡が...。トレーズ・クシュリナーダはレディ・アンの今回の行動がエレガントさを欠いた行動であったため怒っているようでした。

トールギス

トールギスは対弾性は高いみたいだけど、ビームサーベルで斬る事は可能みたい。ヒイロ・ユイの乗る「ガンダム01」に左腕を斬り落とされていました。

ヒイロ・ユイはデータからプロトタイプリーオーと呼んでいました。

ゼクス・マーキスとトレーズ・クシュリナーダ

ゼクス・マーキスはトレーズ・クシュリナーダに「ライトニングバロン」と呼ばれた後に「ライトニングカウント」と呼び直されていました。ゼクスはマーキス(侯爵)なのか、バロン(男爵)なのか、カウント(伯爵)なのか、王なのか...はっきりして欲しいです...。

ゼクス・マーキスはサンクキングダムを滅ぼしたダイゴ・オネゲル准将を殺した事で復讐を遂げたみたい。でも、このままでは「部下殺しのゼクス」と呼ばれる事になるらしく、これからもトレーズ・クシュリナーダの下でがんばって行くつもりのようでした。ガンダムを倒すまでは...。

トレーズ・クシュリナーダはゼクス・マーキスに復讐(ダイゴ・オネゲル准将の殺害)が終わったのだから顔を隠す必要は無いだろうと言っていたけど、ゼクス・マーキスは個人的な恨みを抱いて戦っている事に変わりは無いのでけじめとして仮面を付けていると言っていました。

トレーズ・クシュリナーダはゼクス・マーキスのもう一つの名前、「ミリアルド」の名を知っていました。ノインもそうだけどトレーズ・クシュリナーダもゼクス・マーキスについて色々と知っているみたい。

ヒイロ・ユイ

ヒイロ・ユイは「ガンダム01」を自爆させる時にわざわざコックピットのハッチを開けて姿を現してから自爆してしたけど...コックピットの中にいたまま自爆しても良かったような気がします...。死ぬ覚悟が出来ていて、助かりたい訳でもないのに。

カトル・ラバーバ・ウィナー

カトル・ラバーバ・ウィナーは離れているところにいる人間達の声が聞こえるみたい。ヒイロ・ユイのガンダム01が自爆した後に他の人達の声(心の声?)を聞いて胸(身体と心)に激痛を感じているようでした。ニュータイプなのかな?

五飛

五飛は今回のトーラス襲撃には加わりませんでした。何だか戦う事に迷っているみたい...。でも、トレーズ・クシュリナーダに勝負を挑んで負けた事が自分を見直すための良い機会になっているようにも見えます。早く甘さを捨てて立派な戦士になって欲しいです。(戦士を目指しているならだけど...。)

トーラス

ドクターJの話ではトーラスには戦闘蓄積データを使った学習機能が組み込まれているようです。パイロットの意思に反して勝手に動く可能性があり、人殺しを自動で行う事も出来なくはない兵器のようです。人類の脅威になるモビルスーツらしいです。

5機のガンダム

オズではヒイロ・ユイのガンダムが「ガンダム01」、と呼ばれていました。以下、デュオのガンダムが「ガンダム02」、トロワ・バートンのガンダムが「ガンダム03」、カトル・ラバーバ・ウィナーのガンダムが「ガンダム04」、五飛のガンダムが「ガンダム05」になるみたい。

オズはデータから各ガンダムの特徴を把握し、対策を立てていました。レディ・アンの解説によると...「ガンダム01」は飛行形態時の機動性能が特徴で、エアリーズ空域に誘い撃ち落し持久戦に持ち込む作戦が有効...「ガンダム02」は隠密性が高く接近戦を得意とする機体...「ガンダム03」は武装火器を初期段階に使い切らせるかが課題...「ガンダム04」は接近戦タイプだが「ガンダム02」よりも汎用性が高い...「ガンダム05」は直接交戦を避けて足止めして物量戦に持ち込む作戦が有効で左腕の火力が高いので注意...との事でした。

ドクターJ

ドクターJはコロニーC-1013と言うところにいるみたいです。オズに入れた通信の発信源がそこでした。

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